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気になる屋号

店の名前が割と気になる性質である。

元祖ぼたん鍋の「畑かく」さんのご主人は、お店の屋号について、創業者であるおじいさんがヶ畑(地名)の角太郎(カクタロウ)だったから「畑かく」。昔は店の名前なんてそういうもんですよ、とおっしゃっていた。

なるほど、そんなものかもしれない。茶懐石の「辻留」さんも、創業者の次郎からとった、いたってシンプルな名前だ。「たん熊」は創業者、熊三郎のが、修行先のたん栄というお店からとったらしい。京料理の「はり清」は江戸時代の当主、磨屋清七から授かったそうだ。有名な老舗のお店もみな屋号については割と単純だったようだ。きっと屋号に店主の思いや哲学などを盛り込むなどという、そういう発想はまだなかったのかもしれない。

最近の日本料理店も祇園「にしむら」、日本料理「なかむら」とか、奇をてらわない店主の名字が多く、平凡ちゃ平凡だけど、上品な印象で好ましい。一方イタリアンやフレンチは、Santa Maria Novella Tisaneriaとか、Le Vieux Logisとか、読めないわ、一度聞いただけでは覚えられないわ、ここは日本だと言いたくなる。思い入れもあるのだろうが、覚えやすい名前の方が絶対に営業的にもいいと思うのだが・・・。

一方、町を歩いていると、どうも気になる店名が目に飛び込んでくる。

例えば私がよく利用する今出川白川にあるスーパーは、「メルシーマルギン」という。銀閣寺近くにあって、おそらくトレード名っぽくマルギンというのだろう。でも、メルシーってなに!?ベタベタの日本語にフランス語が枕詞のようにつく。この力まかせな洋風屋号(笑)、時々こういう傾向の店名は見かけるので意外と昭和に流行ったスタイルなのかもしれない。

昭和な感じで言うと、グリル「富久屋」とか、ビフテキ「スケロク」とか、京極スタンドとか、歴史ある京都ならではのレトロなひびきの店名はいいね〜

北大路のスポーツ用品店に「リスボン」というのもある。テニス用品が専門のようだが、なんでテニス×ポルトガルなんだろうと、通る度に考えてしまう。もうつぶれてしまったが、クリーニング屋で「ボニータ」というのもあった。クリーニングさんのイメージとはほど遠い、哀愁を帯びた名前・・・。一体どんな想いが込められていたのだろうか・・・。「シーダー21」っていうスーパーも、なんか正義の味方みたいでおよそターゲット層を無視している感じがする。

このように掘り出しものの笑える店名は結構ある。
皆さんも、近所のお店、チェックしてみませんかsmile

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