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春の和菓子

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今和菓子の仕事をしている。
キッカケはある取材で出合った和菓子の奥深さに、私のアンテナの感度がふれまくったことに端を発する。タイミング良く和菓子写真集の話がまとまり、老舗の和菓子店の方にお話を聞いたり資料を読みあさるうち、ますます和菓子という世界にハマっている。

写真は俵屋吉富さんの3月の上生菓子。

春らしい意匠で目にも微笑ましい。左から2つ目、白いういろうから透けて見える仄かな紫色、その隣の桜の微妙に移り変わるピンクのトーンなど、奥ゆかしい美意識と職人さんの技が感じられる。一番右は蕨餅。夏にきな粉をかけていただく冷たいわらび餅しか知らなかったが、本来はわらびの季節、春のお菓子。蕨粉を使ったつるんとした食感の中身はこしあん。これはちょっと美味しいゾ!

美しい色と造形、行事や神事にちなんだお菓子もいろいろあって、昔の人がいかに和菓子を季節の愉しみの対象にしていたかがよくわかる。意匠、つまりデザインや銘(名前にも意味が込められている)にも歴史と伝統が感じられて、それはそれは奥深いのです、京菓子の世界って。

もともと洋菓子系よりあんこ系が好きな私。

それでも家でおやつ、っていう時にまず上生菓子という発想はなかったが、これからは上生菓子っていう選択肢もアリだな〜と思っている。

上生菓子はお茶席でいただくもの

だったのかもしれないが、今はそんなのに関係なく美しいもの、美味しいものは身近に愉しめる。次々と新しいスイーツが世に登場してくるが、そんな時だからこそ和菓子の世界に目を転じてみてもいいのではないだろうか。ちょっとおもたせっていう時にも新鮮だと思う。

私的には朝、濃い緑茶と上生菓子っていうとりあわせの「おめざ」がお気に入り(笑)。濃い緑茶で目をさまして、上生菓子の糖分を脳に補給。理にも適った朝一番の口福である。

いかがですか、上生菓子
目にも舌にも悦びを運んでくれますよheart04

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大震災から10日・・・

東北関東大震災から10日が経った。

戦後これまで経験したことのない大惨事に見舞われ、日本中が震撼した。突然の未曾有の大災害に私もあまりにショックで、ブログでいつもの私的なつまんないこと書く気にもなれず、今日に至りました。

地震はそれだけに留まらず、津波や原発の恐怖をももたらした。復興へ総力を挙げることだけに集中することはできず、今も緊張感が続いているという厳しい状況である。直接被害を被っていない関西に住む私達ではあるが、この状況を他人事として捉えている人はほとんどいないはずだ。

世界でも経験したことのような自然災害、そして原発との戦い。

今回の福島原発のことでめて思うのだけど、私達はあまりに原子力発電について無関心でいすぎた。普段私たちの大量に電気を消費する便利な生活というのは、原子力発電に依っているところが大きいのに、どんなしくみで電力が発電されるのか、どんな設備なのか、なぜこれほどまでに冷却が必要なのかも全く知らずにいたことに何か恥すら感じてしまう。

電気は降って湧いてくるわけではないのだ。

しかも福島にある原子力発電は東京の人達が使うための電力を供給しているわけなのだが、避難勧告が出され、放射能の危機にさらされているのは福島の人々なのである。便利な生活を当たり前と思うのではなく、どういう過程で電気が供給され、どういうリスクの下で原子力発電がworkしているのか、それらを使う側としてちゃんと知るべきなのだと思う。震災や津波の被害に加え、原発にも脅かされている福島の方々の恐怖や不自由を思うとさらに心が痛む。

現場の作業員の方々もまさに命がけで対処されている。ニュースを見守りながら、なんとか事態が好転することを祈るばかりである。

あまり震災のニュースばかりを見続けていると、見ている方がPTSDになるらしいので、気を付けた方がいいと忠告された。私もついつい気持ちが落ち込んでしまうが、時々映画や音楽などで気持ちを入れ替えながら、進捗を見守っている。

被災して家や家族を失った方や今も原発の恐怖に晒されている方々に、どんな励ましの言葉も通じないとは思うが、なんとか、命を明日へ明日へつないで欲しいと思う。同時に、速やかに被災者の方々を救う人や企業があったり、懸命に力を尽くそうとしている多くの人達が日本中、世界中にいることだけが、今この国を照らしている希望の灯だと思う。

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不思議な力

友人のYちゃんはどこかの偉い先生から霊能力的パワー?をもらいに年に1度か2度、関東方面へ出かけているという。そんな話をこれまでにも聞いたことがあったのだが、興味がないのでいい加減に聞いていた。そしたらこの間久しぶりにYちゃんと会った時にちょっと「へぇ~」って思わされた。

確かにその時の私は仕事が立て込んでおり疲れていた。唇がウィルスに襲われてもいたし、弱点である首もこりこりだった。いつも人には肩を触られて「すごいこってる!」って言われるのだが、慢性化していて自分ではあまり気付かないでいる。しかし特にひどい首コリの自覚症状だけはあり、いつも悩まされている。

ふとYちゃんが手を伸ばして肩を揉んでくれると、

「いや~~っ、すごいこってるわ~!」

といって、コリをほぐしてくれる。カウンターでごはん食べながら飲んでいたのだが、グラス片手に話よりも肩もみに熱が入るYちゃん。彼女の手はなかなかツボを得ている。

なんでもエライ先生からいただくのは人を治癒するパワーらしい。それは体から伝わってくるメッセージを読み取るボディ・リーディングみたいな不思議な力もあるようだ。

ある時、Yちゃんが職場の女の子の体を揉んであげていたら、彼女の悲しみが強く感じられたそうだ。なんでも彼女は同僚と結婚したのだが、彼の浮気に悩まされてほどなく離婚したとか。みんなの前では元気に仕事をしていたのだが、実は相当打ちひしがれていたらしく、その感情がYちゃんには伝わってきたという。それを話すと彼女は本心を言い当てられて泣き出したそうだ。

またある時は社会人のバレーボールチームに所属する女の子の体を揉んでやると、彼女のバレーボールする姿は一度も見たことがないのに、体に触れるとその姿がまざまざと浮かんできたという。ところが・・・

足がないsweat01

Yちゃんの頭の中に浮かぶ彼女のバレーボール姿にはどうしても足だけが出てこないのだそうだ。不思議に思って尋ねてみると、実は彼女はずっと足を痛めていて、普段の仕事でも転んでしまうほどでバレーボールも辞めようと思っていたらしい。誰にも言ってないのになぜわかるのか、彼女はそう問い返したという。

こう書くと、もともとYちゃんという人に、そういうサイキックなところがあったのではないかと思われるかもしれないが、昔から彼女を知っているが、そいう気配も兆候もまったくない人で、むしろそんな世界とは無縁の人である。

だから私はYちゃんの話が驚きだったのだ。

なんだか私の肩を揉んでいると、もっと揉んであげなければ、癒してあげなければいけないような気がするといって、2軒目の店に移っても首やら肩やらを揉み続けてくれた。Yちゃんいわく、そのコリは今日や昨日の疲れではなく、長年の疲れなのだそうだ。

ワインを飲んで、肩も揉んでもらって、ちょっとラクになった私。じゃそろそろ帰ろうかって、そのバーを出たとたん、右足の親指付け根あたりがキリキリと痛み出した。

あ痛たたたた・・・・

Yちゃんにそのことを言うと、今悪いところが出てきてるねん、痛いところが私の一番弱っているところだという。

へぇ~、そうなん?なんて言いつつ忘れてしまっていたのだが、ふと思い出して翌日調べてみると、足の親指は首のツボだった。

やっぱりflair

しかし何なのだろう、Yちゃんのボディ・リーディングは・・・。いつの間にか彼女が得た不思議なパワー、私もよく理解できないでいる。

ちょっと話は飛躍するが、昨日クリントイーストウッド監督の「Hereafter」を観た。主人公のマット・デイモンが霊能力者を演じている。死者の声を聴くことができる霊能力者と、思わぬ災害で一度死の世界を垣間見た人と、不慮の事故で無くなった双子の兄の声をなんとか聴こうとする人が、やがて交わるというストーリー。ちなみにHereafterとは来世という意味。

いったいどういう話なのか、3人のそれぞれの人生がどう交わっていくのかという意味では予想不可能なところがサスペンス好きの私としてはとても面白かった。冒頭の津波のシーンがめちゃくちゃ迫力あって、私はもう完全に被害現場に降り立っており、涙が出てきた。

Yちゃんの不思議なパワーを垣間見た後だったので、ちょっとテーマは違うがなんだかこの映画も一層のリアリティを感じたような気がする。科学で解明できないことはやっぱいろいろあるんだな~って。こんどYちゃんに本格的にマッサージしてもらうことになった。エライ先生からもらったパワーは人に施してあげないといけないのだそうだ。果たして彼女はまた何かボディ・リーディングするだろうか・・・?

マット・デイモンが、あまりに普通のおじさんになっていたのでびっくりした。あのオーラのなさ(笑)も役作りとしたらすごい!happy02

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吉野入り

取材で奈良は吉野山へ行ってきました。

吉野といえば桜の名所。あの山伏の姿で知られる修験道の信仰の本拠地、ご神木とされる桜の木がこれまでの長い歴史の中でなんと3万本も植えられ、そんじょそこらの

「きゃ~、桜きれい~!」

っていうレベルではない。もうそれは桜の群落。山の下から順に下千本、中千本、上千本、奥千本と、山の尾根を埋め尽くすように桜が咲き乱れるのだ。ってアタシもまだこの目でみたわけではないのだが・・・。 んな桜の名所も今の季節はこんな具合。

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かなりさびしい・・・。

桜で華やかに彩られるのは一年のうちのほんの一瞬なのである。人生の華もそんなもんであろう(笑)

そんな小さみしい(そんな言葉があるかどうか知らないが)、山をえっちらおっちら登って行ったわけですが、3月になったというのに寒の戻りでその日はひときわ寒く、朝方は雨までちらつく始末。そんな風だから下千本までは観光客がちらほらいたものの、もう中千本まで来ると、リュック背負ってハイクしているのは明らかにアタシだけ。たま~にそのあたりにポツリポツリとたたずむ家の人が軽トラに乗って通るぐらい。

奥千本にある(つまり一番奥)、金峯神社にある義経隠れ塔をどうしても撮影したかったので、中千本からさらにきつい坂を上ってゼーゼーいいながらたどり着いた。しかし奥千本手前にある吉野水分神社までは、かろうじて人の気配があったものの、目指す神社はさらにその奥。1.8キロ先という表示を見て再び目の前がクラクラしてきた。しかし仕事なのでなんとか後ろの足を前に、後ろの足を前にと進みつつ、きつい坂が続く杉林の奥深くへ入っていくと・・・

もうま~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ったく、人の気配なし。

地元の人すら姿を現さない。

ただただ深い杉林の奥へと道は続く。

杉林の中はまだ正午前だというのに薄暗く、

時折落ち武者か何かの石碑が不気味に佇み、

あたりはただたただ深閑として、

サワサワと時々杉が揺れるだけ。

大声を上げてみてもこの山は微動だにしない

ましてや誰かが駆けつけてくれるわけでもない。

だ~れも私がこんな所を歩いているなんて知るはずもなく

この世界にたった一人とり残されたような・・・

・・・・あ~~っ、もうダメsweat01

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恋する40代

先週末、元スッチー仲間とミナミでゴハン食べがあった。

私以外みんな優雅なので、先月は韓国行ってエステ&買い物三昧だったの、来月はカニ食べに温泉に行くだの、連日激務の勤労中年としては羨ましい限りである。

そういえば、その場にはいなかったのだが、私同様優雅とはまだ無縁の人がもう一人いた。ニューヨーク在住のCちゃんである。離婚を機につい1,2年前に仕事に復帰。なんと40も半ばにして再びスッチーやってるのだ。子ども達を育てていくために母は立ち上がったのである。

スッチー復帰の話を聞いた時は驚いたが、その歳で何十倍もの難関を突破して合格したことにはもっと驚いた。

卒業してCAの仕事しかしたことがないので(その後結婚)、求人を見つけた時はすぐ応募したそうだ。彼女にとったら自然な流れだったのだろうが、この歳からとなると体力的には生半可ではないと思う。パワフルで明るい人なので、やはり天職なのだろう。

そんな彼女とはもう20年以上会ってなかったのだが、この間TVを観てビックリこいた。たまたまつけたチャンネルで、Cちゃんが街頭インタビューに応えているではないか。20年ぶりの再会はテレビ画面だった。

それにしてもどこにいても目立つ人である。

背が高い、顔が派手というだけでなく、存在そのものに人を惹きつける特殊なオーラがあるのだろう。たくさんの人が行き交う雑踏の中からピンポイントでマイクを向けられ、一日何十人もの人にインタビューしているであろう中、それでも多くの中から選ばれちゃうのだ。言ってることも最もらしいし、その場の空気を読んですっとトークができる才能はすごい。

で、この間そんな彼女と会ったというRちゃんの話でまたまた驚かされた。

Cちゃんには最近恋人ができたらしいのだが、そのカレ、なんと24歳だという・・・heart02

ひゃ〜〜〜っっhappy02 小柳ルミ子か(ふる!)、
いや、ここは少し持ち上げてデミ・ムーアと言っておこう

ほぼ半分、息子のような歳のカレシ。
「一体何をしゃべんの〜!?」聞いてるアタシ達は思わずそう返してしまったが、おそらくその感覚がもう一般庶民なのである。

Cちゃんにすれば、恋に年齢も、国籍も、立場も関係ないのである。価値観だの、生活観だの、そういう面倒なことはさておき、そうなった時が恋愛時なのだ。オーバー40tyだろうが、子どもがいようが、日本とアメリカを行き来してようが、恋をする人はするのである。

いいね〜

40年以上も生きていたらいろんなことがあるというのが人生というもの。しかし何があっても運命を受けとめ、自分で人生を切り開いて輝いてるCちゃんのような女性って素晴らしいと思う。24歳のカレがいるってことが羨ましいかどうかは別として(笑)、何歳になってもくすぶることなくオンナやってるなんて素敵である。

しかしこんな統計があるという。

男性は若い女性とつき合ったり結婚したりすると、長生きするそうだが、逆に女性がそんな10も20も若い男と一緒にいると早死にする傾向にあるのだとか・・・。

大人のオンナの頼もしさは与えられても、若いエキスは吸い取られないというわけか。あるいは若い男とつき合うと、それだけで何かを消耗しているのだろうか。なんだか理不尽なデータではあるが、Cちゃんにおいては恋もほどほどに、健康にはくれぐれも気をつけていただきたいと思うbleah


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