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高感度な人

今年はうさぎ年。
うさぎはおとなしくて可愛いのでペットとしても人気のようだが、同じ動物でもきつねとなるとビミョーに怖いイメージがつきまとう。噛みつくとか、人を襲うとかというのではなく、「取り憑く」というタチの悪い話が昔から聞かれるからだ。

カメラマンのKちゃんは、元気で明るい30代女子。しかし見かけによらず霊感が強いらしく、昨年伏見稲荷大社を一緒に取材してたららやたら唸りまくっていた。ご存じ伏見稲荷大社は、おキツネさんとも呼ばれ、広い境内には守り神であるキツネの石像木像があちこちに祀られた、おそらく日本一キツネ密度の高いエリア。

境内を進んでいくにつれKちゃんは「あ〜、このキツネさんは怒ってる」とか「あのおキツネ様が睨んでる」とか、いちいちびびりまくっていた。私には何も見えないし感じないので、彼女の言葉がふざけているようにしか聞こえない。でも彼女はマジで、そこ此処に佇むおキツネ様の気配を感じるらしい。

おキツネ様は大抵狛犬のようにお座りしているスタイルが多いのだが、稲荷山全体にいくつものお社や祠がある伏見稲荷大社で、目の病に御利益があるという眼力社というお社には逆立ちするように後ろ足を跳躍させた一風変わったおキツネ様がいる。口にはめこまれた竹筒から水が流れるようになって、下のつくばいに水が溜まるようになっているのだ。この像を撮影するのにお尻にのっかってた落ち葉を私が払っていると、

「あ”〜〜〜〜〜っっ、な、なんてことを・・・」

とわなないている。私にすればつくばいにエンターテイメント性を備えたような単なるキツネの像に過ぎないのだが、見える&感じる彼女にとってはおキツネ様のお尻を払うなんて恐れ多い行為なのだという。なんだか自分があまりに鈍感な人間のように思えてきたが、敏感過ぎる彼女が一方で気の毒な気もした。

ところがその後、最近目が悪くなってきたらしいKちゃんがちょうど目の神様だからご祈願していこうと手を合わせたら、またまた唸り始めた。

「す、すごいですぅ〜、視界が冴えてバシバシに見えます!」

「ホンマかよ」とにわかには信じられなかったものの、霊感を感じる人というのは、御利益を受信する力もその分あるということだろうか。「やたら見えてしゃーない」といいながら、その後ゴキゲンで撮影を進めている彼女を見ると、やはりおキツネ様の力が及んだのであろう。しかしそんなにも高感度に霊気をキャッチしてしまうKちゃん、御利益はゲットしたがよくもまぁ悪いのに取り憑かれず帰ってこれて良かったものだと思う。

取り憑かれついでに話しておくと、最近ちょっと親しくさせていただいている年上のお姉様がいて、この方はなんと「生き霊」に取り憑かれているという。なんだか今回はコワ〜イ話めいてきた・・・shock

何でもその人Yさんは今はもう辞めてしまったのだが、一時期ある宗教に入信していたのだそうだ。そこの宗教が霊感によって病を取り除くというシステム(?)らしく、感度の強いYさんはすぐにそこの幹部信者らしき人の生き霊に取り憑かれたのだという。ひどい時は四六時中耳元で話かかけてきたり、時には汚い言葉で罵ったりするのだそうだ。声だけでなく、あり得ない場所にその人がす〜っと前に表れたりもするらしく、もうノイローゼになりそうだったとYさんは言っていた。

しかし何度話を聞いてもその現象を実感として理解することができず、Yさんには同情できるものの、心情をおもんばかることも、妥当なアドバイスを返すこともできない。大体死んだ人の霊が取り憑くならまだなんとなくイメージできるが、生き霊が取り憑くとは一体どういうことだろうか。生きてる人がどうして他の人間に乗り移ることができるのか、まったく意味不明である。

おキツネ様の霊を感じるKちゃんも、生き霊に取り憑かれるというYさんも、私にすればまったく迷惑な話だが、その手の感度が高い人というのは、つまりいい人だからなんだそうだ。やさしく情にあふれた人なので、そういう人だと霊も入り込みやすいのだとか。

いい人じゃなくてよかった〜

そんな気配が微塵も感じられない私などは、霊の方々からすればチョー嫌われる部類に入っているのだろう。嫌われて大いにけっこう。戯れ言に耳を傾けず、余計な情けを浪費せず、リアルワールドを生き抜くゾ!

そんな風に誓う年始めです・・・smile

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コメント

ねねちゃん
新年明けましておめでとう!!

世の中には不思議な力を持った人がいるもんだね~。私もねねちゃんと同じく、霊が見えたりすることはないけど、「見える!」というヒトにはホンマに見えるんだろうから、うらやましいなあ、とすら思うわ。生霊の経験も無いけど、ひとつ自分が気をつけてるのは「マイナスオーラ」を放つヒトにはあまり近づきたくない、、ってことかなあ。もちろんオーラが見えるわけじゃないのよ。でもこっち友人で何でも「わたしのせい、、」とか「何もかもがいやになった、、」っていう人がいて、その人といるとなぜかネガティブなことが起こるということがありました。なので距離を置いてつきあうようになったということがあったの。それは正解だったと思う。
日本には昔から「言霊」っていうのがあるやん。源氏物語でもだれかが
光源氏の愛人を呪い殺す、、という話があるし、まあ昔のヒトのファンタジーと言えばそれまでだけど、私はなぜか「言霊」ってあるような気がするねん。

この夏もみんなの「プラスオーラ」をたくさんもらえるように、娘たちを叱咤激励せねば(苦笑)。

2011年がねねちゃんにとっていいことが一年でありますように!
今年もどうぞよろしくね!

投稿: いくこ | 2011年1月15日 (土) 23時04分

いき〜

あけおめ〜happy01
本年もどーぞよろしくお願いします!

いるねん、いるねん、こーゆー霊の気配に高感度な人。
自分でなりたくてそうなってるわけではないので、気の毒な気はするけどね〜。鈍感で良かったと思うわ、つくづく。生き霊なんてありえへんし・・・

言霊はあるみたいやね。
「どうせ〜〜やから」とか、「私なんか〜〜だし・・・」
イタリアのお友達じゃないけど、こーゆーいじけの言いぐさが最もいかんらしいよ。物事がそういう風にどんどんネガティブになっていくらしい。

不景気な世の中で、ネガティブなこともキリがないけど、考え込まないでそれを鷹揚に受けとめることも大人のたしなみという気がする。娘さんたちは、イキの明るいオーラを受け取ってさぞすくすく育っていることでしょうwink

今年もまた夏の再会楽しみ!
そして再来年はそっちで再開!?うれじ〜lovely

投稿: ねね | 2011年1月16日 (日) 22時13分

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