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京都町家ステイ

元スッチー友のSちゃんがロンドンから帰国。20年ぶりに再会することになり、関西在住の友が集まり、女子5人で週末京都町家ステイ&ツアーとなりました。

みんなで食事→飲みっていう手もあったのだけど、終電の時間を気にしながらではゆっくりくつろげない。といってどこかに一泊旅行では大そうになってしまうし、そこで選んだのがこの町家ステイ。食事行って飲みに行くぐらいの予算で一泊できるのでとにかく気軽。お風呂や簡単なキッチンもある町家一軒まるごと借りて京都風情を満喫できるので、ワインや食料を買い込んで、ちょっとしたパーティー気分で一泊できるところが私達の目的にかなった。

今京都でも宿泊施設の料金が随分と安くなったが、最近増えてきているのがこの町家の一軒貸し。バリエーションもいろいろあって、お値段相応の町家がチョイスできるので、目的や相手に合わせてアレンジするのもいいですよ。

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まずは錦市場にある「錦そや」でランチ。京都らしいものがいいかなと思って、豆腐の創作料理のコースがいただけるこちらのお店を予約。「こんな繊細な料理食べるの何年ぶりやろ〜」と感動していたSちゃん。そしてお店の人の丁寧な接客に触れると日本を実感するという。これはイタリア在住のIちゃんも、イギリス在住のSちゃんも口を揃えるが、海外で暮らす一番のストレスはいろんなサービスの悪さ。電車は時刻通り来ない、修理を頼んでもなかなか来てくれない、お店に入れば店員は無愛想。そういう意味では日本は本当に暮らしやすい。「水と安全はタダ」という言葉に日本人の意識が象徴されるが、当たり前のように思っているお店や暮らしのあらゆるサービスも、世界へ出れば決して当たり前ではないってことである。

満腹になった後は少し街ブラして、その後食料やワインなどを買って夕方チェックイン。時間を知らせておくと(随分遅れたのだけど)、その時間に町家を開けて係の人が待っててくれる。五条大宮近くのとっても賑やかな場所だったが、一本路地を入ると驚くほど静か。こちゃこちゃと家が並ぶ京都らしい街中にあるのだけど、町家自体はちゃんと表も中もリフォームされていて期待以上にきれいだった。面白いことに町家ステイは宿泊ではなく、貸家というスタイル。町家一軒貸しというのは宿泊規定を満たさないのだろうか、貸家契約にサインすることがチェックイン代わりとなる。係の人は家の中を案内し、チェックインのサインが済むと帰っていくので、あとは私達だけ。おばあちゃんは出てこないが、おばあちゃんの家に来たような気楽な気分だ。

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1階はキッチンとお風呂の他、6畳、3畳に板の間、そして小さな坪庭。狭そうに思えるけど、襖を開けたオープンな部屋になっていて思ったより広い。テーブルを5人で囲むにもちょうどいいスペース。ここに買ってきたお惣菜やパンを並べて、キャンドルも灯せば(本当は火を使うのはダメかも)、立派な宴会準備が整った。冷蔵庫、電子レンジ、ポット、グラスやお皿、ワインオープナーなど備品もいろいろ揃っていたので、こういう宴会目的のステイにはもってこいかも。

ただ残念だったのが付帯設備としてあるPCの音声が出なかったこと。インターネットラジオなどのBGMがなかったのはちょっと哀しかったweep

しかしカンパーイ!の後はそんなこと気にもかけず、食べ、飲み、しゃべり・・・既にお風呂にも入って化粧を落とし、部屋着に着替えていつつぶれてもいいというチョーリラックスした姿勢で囲む食卓はいやホンマくつろげます。20年ぶりに会ったSちゃんも、みんなと寄り合えば少しもタイムラグを感じさせないあの頃のまま。いや、本当はみんなそれぞれ少しずつ変わっているのだろうけど、寄り集まればあの頃に戻る、というのが正しいのかもしれない。

誰か宴会の途中で布団敷いて隣で寝てた人もいたけど(笑)、就寝はお二階で。ちゃんとクリーンなお布団一揃えが人数分置いてあるのだが、マットレスのない煎餅布団なので、翌朝少々カラダが痛くなる可能性はあるかも・・・。

翌朝はコーヒーなどを飲んで11時にチェックアウト(ドリップコーヒーの備え付けは有り難かった!)。「腹減った〜!」のみなさんの声に押されるように向かったのは蕎麦屋「にこら」。最近西陣エリアにいろいろと面白いお店が増えてきたのだが、ここ「にこら」さんもちょっとこだわりのお蕎麦屋さん。お蕎麦は茨城県産の自家製十割蕎麦。これに季節のお料理三品と天ぷらをつけたおすすめコースをオーダー。しっとりとおしゃれな店内も落ち着きます。

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ということで、その日は次のような特選京都コースをセレクト。世界遺産「金閣寺」の駐車場に車を駐めても金閣寺は見向きもせず(笑)、リクエストにお応えして徹底的に美味いもん、流行りもんスーベニアコースを車で巡りました。

蕎麦屋にこら
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ちりめん山椒「しののめ」
  ↓
ソーセージのかわきた屋
  ↓
金閣寺「箸方化粧品」
  ↓
BON BON CAFEでブレイク
  ↓
出町ふたば
  ↓
京漬物野呂本店

解散時にはみんなすっかりお買い物袋ぶら下げて、満足げな顔。ライター家業の知識が役に立つ。いや〜、マジで京都のツアーコンダクター商売にしてやろうかなって思いました!とりあえず町家ステイ〜京都スーベニアツアー第一回目は大盛況のうちに終了。Sちゃんはロンドンへのいい思い出になったかな。

また次回のお越しをお待ちしておりますhappy01

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コメント

アップ楽しみにしてたよ|
京都の町屋さんって、どんなんかな、、と興味深々。
ちょっと入った裏道にあって、一昔前だと、おっさんが愛人としっとり一晩すごすのに使ってたのか。。。いやらしい想像などしてしまったけど、中の設備を聞いたら
女子があそぶのにもってこいやわ。
畳があって、ごろごろしながらおしゃべりしている様子が目に浮かびました。。修学旅行の続きみたい。こういう遊び方って男の人はしないよね、きっと。


日本に帰ると、みんなが親切なことに、すっごく癒される!娘たちも最近このこと
が分かってきたみたいで、うれしく思ってます。半分は日本人。その心をどこかで持ってて欲しいと思う。
知り合いのイタリア人で、最近日本へ行ってきた、という人がいるんだけど、
観光はともかく、日本人の親切さを知るだけでも日本にいく価値がある!と断言してた。これを聞いてほんとにうれしかったわ。

来年はぜひ全員で会いたいね。


投稿: いき | 2010年10月 5日 (火) 00時58分

イキ〜

おっさんが愛人と一晩しっぽり過ごすって・・・
町家にそういう発想を思い浮かべる人は、今まずいません(笑)
ホンマに、イキも来たら絶対気に入ってたと思うわ〜香港で共にsurviveしてきた私達だから、あーゆー、普通の家で過ごしていると、誰かのフラットで寄り集まってるような、そういう感覚になれるような気がするわ。

日本って、みんなが親切だし丁寧できちんとしてる。
日本に住んでるとそれが当たり前のように思いがちだけど、それって素晴らしい国民性だと思う。外交ではやられっぱなしの情けなさで、日本人としての誇りを失いがち。でも変に外国ナイズされる前に日本の良さに自分達が気づいて堂々と世界にアピールできるようになればいいなって思う。

イキの娘さん達もママの国の良さを理解できるようになったのはうれしいことだね!彼女たちもこれからイタリア×日本の文化の中で洗練されて、素敵な大人になっていくんだろうな〜

投稿: ねね | 2010年10月 5日 (火) 09時51分

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