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気がかりな一日

バンクーバー五輪のハイライト、女子フィギアスケート。

日本中の人が注目している決戦のフリープログラムは、残念ながら打ち合わせがあって見られなかった。内心すごく結果が気になっていたのだけれども、ようやく解放されて3時半頃車に乗ってワンセグでTVをつけてみてはみたものの、NHKは国会中継だったし、他のチャンネルもどこもフィギアを取り上げていない。

ジリジリ・・・

コマーシャルを待ってチャンネルを合わせた情報番組で司会者が「フィギア、見ましたか?」と出演者にふり、ようやく気になる話題が聞こえてきた。「おっ、どうだったんだ?」と耳を澄ましていたら、走行中なもので、そのとたんざ〜っと途切れて「・・・・ホント素晴らしかったです」という答。

・・・・・・!?

肝心なところが聞こえない。

不審な気持ちがそうさせるのか、車窓から見える道往く人が、みんななんとなく暗い表情をしているように思える(金メダル穫ってたら、みんなニヤニヤして歩いていたのだろうか・・・笑)。あぁ、きっと金メダルはダメだったのだと推測する。それどころか、何かアクシデントがあって銅メダル?いや、肉薄していたカナダのロシェット選手が逆転V・・・!?な〜んて憶測はどこまでも広がる・・・。

立ち寄ったスーパーで、お肉屋さんの前を通り過ぎた時、「オリンピックやったさかい、お昼過ぎからはさっぱり人が消えてしもてな〜」と店員の人の話が聞こえてくる。やっぱり日本中の人がバンクーバー五輪フィギアの頂上決戦に注目しているのだ。お肉も買わないのに、不自然にショウケースの前をウロウロする私・・・。

乾物売場へ来た時、主婦の話し声が聞こえた。最初は耳に入らなかったのだが、「・・・・が優勝してん」と聞こえたとたん、思わず振り返った。もしかして真央ちゃんが優勝したの・・・!?と、もう既に背中を見せて立ち去っていたおばさんに、思わず追いかけて結果を尋ねてみようかと思った。

一体結果はどうだったんだろう・・・。

なんだかどんどん想像が膨らんでいくにつれ、すぐさま結果を聞くのが惜しくなってきた。7時のNHKニュースまであえて情報を手に入れず、あれこれ想像したりワクワク感を持続させたいと思い始めるようになっていく。昔、同僚にサッカーファンがいて、試合結果が出ていても家でビデオにとったゲームを初めから見るため、必ず耳を塞いで帰る人がいた。

そんな気持ちが今わかる・・・。

しかし今の世の中、情報を得るより、情報を得ないでいることの方が難しい。FMラジオの音楽番組から流れる、リスナーのメッセージであっさり結果がわかってしまった。ミスもあったみたいで、すると意外にもTVで結果を見る気も失せてしまった。私は80%以上の確率でキムヨナ選手が優勝すると思っていたのだが、どこかで真央ちゃんの逆転を期待していたのだろう・・・。

それにしても、よくもこんなにドキドキ感を与えてもらえてくれるものだと感謝したい気持ちである。ワールドベースボールでは感動をもらえたし、この勝負は韓国に譲ろう。真央ちゃんには次回も次々回もチャンスがある。ピークは未来にとっておくほうが良いのかも・・・。

おめでとう、銀メダル!

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エキサイト!バンクーバー五輪

いや〜、ついついエキサイトしてしまうバンクーバー五輪。今日もフィギアの高橋大輔クンが銅メダルを獲得して、TVでは何度もその映像が流れている。カッコイイ滑りのところはいいが、何度も4回転を失敗するシーンを見さされると、こちらもカラダが痛くなりそうである・・・

夏のオリンピックより冬の競技の方が、私は見てて面白い気がする。走り棒高跳びとか、近代五種目とかを見るよりは、スキーやスピードスケートといったスリリング系スポーツの方がエキサイトする。

しかしアルペンといい、リュージュといい、こういうスピード系スポーツをやる人はゼッタイ何かが切れてるのではないだろうか。ジェットコースターもスキーも苦手な私としては、100何十㎞というスピードを極める競技を正気の沙汰でできるとは到底思えない。

金メダル候補ナンバーワンのノルウェーのスビンダル(実際はスーパー大回転で金、滑降で銀メダルとなった)は、160㎞のスピードで滑降する1分何十秒かの間まばたきを2回しかしないそうだ。つまりすごいスピードの中で集中して状況を読むため、終始目から情報を脳へ送り込んでいるのだ。基、何かが切れているのではなく、何かが研ぎ澄まされてるからこんなことができるのだろう。

スピードは絶対ダメ。高所恐怖症だから、ジャンプなんてもってのほか。ノルディックのような持久力もないので、私が冬季オリンピックの中の競技をやるとしたら(誰もやれとは言ってないが笑)きっとこれだと思う。

カーリング

今回初めてじっくりと見てみて、面白いな〜と思っているのがこの競技。車で移動中に音声だけでも聞いてしまう(これは非常に想像力を要するが)。最初に見た時はあのスウィーピングのスポーツにあるまじきアクションになんだか所帯臭さも感じてしまったものだが、見ているうちにルールがだんだん理解できてくるとなかなか戦術的で面白い。ボウリング場みたいにカーリング場が近くにあれば、ぜひ挑戦してみたいと思う。

CA時代の思い出もあるバンクーバー。最もタフなフライトだったけど、バンクーバーステイは最も楽しめたフライトのひとつ。すごくきれいな町で、食べ物も美味しいし、特に鮨が美味かった!そういえばスキー好きの先輩方は鮨屋の板さんとよくウィスラーへスキーツアーに出掛けていた。スキー目当てで日本料理店で働く人が多かったんだよね〜、あの頃。

なんて思い出も時々入り混じるバンクーバー五輪です・・・。

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白い約束

そろそろ(いや既にかもしれない)50歳というデザイナーのYさんは、晩婚だったため、上の子供が今年小学校入学で下の子がまだ3歳ぐらいだという。お給料は上がらないのにこれからはますます子供達の教育費などにお金がかかり、生活はとてもラクではないようだ。結婚と同時に購入したマンションも、75歳までローンを払い続けなければならないという。なんだかクラクラしてしまう・・・

そういう、こちらまですさんだ気持ちになりそうな生活苦の話の延長で、どんな節約をしているかという話題になった。お風呂の残り湯を洗濯に使うというフリから、「ウチの洗濯機は2回すすぎをしないとあかんねん」とYさん。え?ドラム式のような最新型は知らないが、一般的な洗濯機って2回すすぎがあるんじゃないの?というとYさんちのは洗い→すすぎ→すすぎ→脱水と、通常の流れが終わってもう一度すすがないといけないという。

「でないと洗剤が落ちきれずに、衣類の所々が白っぽくなってしまうねん」
「え〜!?それってめっちゃ水の無駄遣いやん、どんな洗濯機使ってるの?」
と思わず問い質した私、Yさんも思わず不満顔。
「なんか塩できれいにする洗濯機やねん」
「は!?」
「塩が水をイオン化させて、汚れを落とすらしいわ」
なんだか本人もよくわかってないようだが、洗剤とは別に洗濯機に塩をセットしておき、その塩の作用で水がイオン分解され、汚れが落ちやすくなるのだそう。そんな洗濯機初めて聞いた。

「日立の”白い約束”っていうねん」

「は?白い約束!?」

北海道土産じゃあるまいし、私は思わずそのネーミングのセンスのなさにのけぞってしまった(笑)。洗濯機も日々進化を続け、今ではヒートポンプとかオゾンとか、そういう次元にまで技術が及んでいるが、10年前の"塩でイオン分解する"というテクノロジーは当時としては画期的だったのかもしれない。しかし台所用品でもない家電製品に洗剤とは別にわざわざ塩をセットするという発想は、なんだか違和感を感じてしまう。翌年出たモデルは、塩をセットしなくともイオン洗浄できる機種に進化したことをYさんは腹立たしげに語っていた・・・。

そういえばウチの押し入れに眠っている古い扇風機は、「ゼロ扇」という名前だった。若者をターゲットにしているらしく(息子の部屋用って感じ)、黒とブルーの派手なカラーリングで、戦闘機のプロペラを思わせるようなアグレッシブなデザインがなるほどと思ったことがあった。

ちょっと調べてみると、洗濯機のネーミングもいろいろあって面白い。懐かしいところでは「うず潮」とか「静御前」とか「愛妻号」とか、「からまん棒」というのもきっと聞いたことあると思う。ファジー洗濯機とか、家電製品にファジーな機能がもてはやされた時代もあったよね〜

日立のイオン洗浄の第一号は「水変えません科」という名前だったようだ(笑)。なるほど素直すぎたネーミングがあまりパッとせず、イメージよりの「白い約束」に変えた背景が読み取れる。しかし毎回塩を入れるという面倒が受け入れられず、その後「底上げ小町」という新たな機種も登場したようだ(笑)。洗濯槽の浅い仕様で、シングルや小家族向けなのだそうだ。その表現は別に「底上げ」でなくとも全然いいと思うし、何をもって小町なのか謎である(笑)。日立のネーミングの指針というのはどういう点にあるのだろうか、参考までに聞いてみたいと思う。

時には洗剤が白く残るという「白い約束」のような失敗作もあるかもしれない(笑)。それでもネーミングの歴史を追っていくと、家電メーカーというのはいろいろ知恵を絞ってがんばっているのだなあとつくづく感じさせられた。なんとな〜く硬派なイメージの日立だったが、ちょっぴり親近感が湧く思いがしたのは私だけだろうか・・・。

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雪見シチュー

今日は朝からず〜っと雪。なので、大人しく家にいた。

でも私はこういう日が嫌いではない。
雪景色を見ながら、とりとめのないことをして過ごす休日。とれかかっていたシャツのボタン付けや、かたづけもの、保存食づくりなどなど・・・。

雑誌の整理などしていると、ついつい過去の記事を読み返してみたり、料理のレシピを切り抜いてみたり、寄り道ばかりするのでなかなかかたづかない。しかしこういうのが結構楽しい。

普段時間というものはたいてい目的遂行のために支配されている。この原稿をお昼までに上げるとか、何時にどこどこへ行かなければならないとか、何時から何時までは誰それと食事するとか、そういうなんの目的も与えず、なんの生産性も生み出さない、つまりどこまでもムダな時間というのが心を癒すのである。

夕方になるにつれ雪が本降りになり、庭はすっかり真っ白になった。風も強いようで、隣の家の屋根に積もった雪を風が吹き飛ばしていく。今夜はそんな寒い夜にぴったりのメニュー、鶏肉と蕪のシチュー。

鶏もも肉は塩こしょうして焼き色をつけて、タマネギ、蕪、マッシュルームをバターで炒めたところに投入。水を入れてブイヨンを1かけ、月桂樹の葉も入れて煮込む。小麦粉とバターを牛乳で溶いてホワイトソースをつくり、煮込んだスープを混ぜ込みながらペースト状にして鍋に戻してとろみをつける。最後にスナップえんどうを入れて、塩こしょうで味を整え、生クリームをたっぷり入れたら出来上がり。カレーは市販のルウを使うけど、シチューは絶対自分でつくる方が美味しい!

ストーブの上でコトコト煮込んだ鶏肉や蕪はホロホロとやわらかい。雪を眺めながら、白いシチューに白いワイン。雪見セットです・・・wink


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20年後

取材で大阪の花博記念公園を訪れた。

まず普段まったく用事のないところであるが、たまたま訪れてみるとにわかに思い出が蘇る。そう、かつて「花と緑の博覧会」が行われたところである。なんと花博開催から今年で20周年を迎えるのだそうだ。私は花博が終わった後もそのように大阪市民の憩いの場として生き長らえていたということも知らなかった。

博覧会なんて、もうほとんどピンとこない。そういう大規模なイベントというのが、長引く不景気の影響ですっかり成りを潜めてしまっているからである。70年代、国家イベントとして華々しく行われた「日本万博博覧会」は別としても、花博が行われた20年前のあの頃というのはまだバブルまっ盛りである。何のかんのとテーマを引っ張ってきては、○○博と銘打って日本各地で博覧会が開催された。今では羨ましいくらいの散財ぶりだったが、それだけ動員もあった。

そして博覧会というと、コンパニオンである。

思えば、あの頃はコンパニオンという職業の人が随分と周りにはいたものである。花博やつくば博、なんとかEXPOなどで会期中アテンドを勤めるコンパニオンだけではなく、企業のショウルームや商業イベント、地域のイベントなどにも必ずコンパニオンなる女性がいて、あっちこっちで仕事があった。

雑誌に掲載される若い一般女性達、肩書きが家事手伝いというのも結構あったが、同じようにコンパニオンという肩書きも普通だった。今肩書きにコンパニオンとあると、地方の温泉地などで宴会に呼ばれる女性達と思われるかもしれないが・・・。

何を隠そう私も学生時代1度だけ大阪輸入車ショーのコンパニオンをやったことがある(車の横に立ってニッコリというのではありません)。あ、そうそう、今思い出したけど、もう1回は企業の展示会のコンパニオンもやりました。懐かしいな〜。今思うと、あの頃のコンパニオンのバイトってラクして、いいお金もらって、人生ナメてたって気がする。

まさに若さを売りに、バブルを追い風に、いい気になってたんですね〜(笑)だから今こんなに苦労してるのでしょうが・・・やはり若い頃は買ってでも苦労しろというのはホンマでっせ!

ま、ま、それはおいといて、あれから20年、花博記念公園はすっかり庶民の公園としておさまっていた。といってもセントラルパークのように、都市のオアシスといった美しさが漲っているわけではない。敷地だけは広いが、造園やランドスケープなどがどこか洗練されておらず、昼間のせいかお年寄りの姿がやたら目立つ。きっと週末やGWなどは賑わうのだろうが、今は冬枯れのシーズンとあって、どこを見てもうらぶれた感じにしか見えなかった。

20年ぶりに訪れた私にとってはそれがなんとなく、宴の後、バブル後20年の廃れ具合を象徴しているようにも思えた。華やかだったがイカサマで、懐かしくもあるけど痛々しい。私にとってバブルとはそういう時代だったように思う。

あの頃コンパニオンをしていた人達は、今どんな風に当時のことを思い出してるのかな・・・。

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