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かしこい壁

新年早々、大量の資料と格闘している。

しかも苦手なIT分野である。けれど苦手だから勘弁してもらえないので、一生懸命読んで理解しようとしている。噛んで、含めて、ワードの意味を調べて、また元の文章を辿って・・・なんてしながら読むので、1頁読み進むのにもえらい時間がかかってしまう(笑)。

だけど、読んでみれば、時間はかかるものの理解はできるものなのだと改めて思う。普段は難しいITのしくみなどは頭から毛嫌いして、どうせ私には理解できないからと言って受け付ける耳も目も持たない。自分が知りたくもない情報に対して自ら遮断してしまっている、まさに「バカの壁」を実感した。

そんな風に、苦手な分野に壁を作るだけでなく、苦手な人にも知らず知らず壁を作っているのかもしれない。人間にはいろいろと壁が存在するものだ。「壁」で思い出したが、友人のAちゃんは「壁」を臨機応変に開け閉めしている人である。

壁というよりシャッターというほうが正しい。

人間はいろんな情報やモノ、人などと日々接し、そこから必要なもの、ま〜ま〜必要なもの、不必要だろうもの、という具合に取捨選択しながら生きているのだと思う。取捨選択というのは通常そんな風になかなかすっぱりとは切り上げ、切り捨てとはいかないことも多い。しかしAちゃんの場合、要・不要の二つしかない。毎日いろんな情報、モノ、人に遭遇する中、恐ろしい早業で「要・不要」に仕分けてシャッターが下ろされる。

興味のない人には、シャーッ!!
興味のないモノには、シャーッ!!
興味のない話には、シャーッ!!

まるで音が聞こえそうな勢いである。なので、一緒に買い物などはできない。私がこれにしようかあれにしようか迷ったり、いろいろ見て回ったりしてると「アタシは先行ってるから」と、とっととその場から去られることになる。

といってシャッターを下ろして孤立しているわけではない。要・不要の「要」であれば、どんどん興味を開いていき、Aちゃん本来のキャラが炸裂するのだ。こうして瞬時に要・不要を選別していると、いつのまにか自分の周りは「要」で占められているので、常にキブンがいいということである。

だからぐじぐじ悩む湿り気などなく、彼女の周りはカラッとしている。

バカの壁で知らず知らずに可能性をつぶしているとは言われるが、Aちゃんに関してはそんな理論も通用しない。これほど迷いなくシャッターを下ろせる人は、むしろ合理的でムダがなく、人生の明るさに通じている。ある意味賢明な生き方であり、羨ましくも思う。

Aちゃんには将来ぜひ「かしこい壁」という本を書いてもらいたいものだ。

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コメント

大阪もめちゃ寒い本日です(>_<)
で、コレッてわたくしのこと?やんなぁ~?
「要・不要」ってぇ~。シャッターってぇ~。
今年はそんな選択で機会喪失しているかもしれないチャンスを拾うべく、[忍耐]をスローガンに生きていきます(^_^)v
できるかなぁ~(^_^;)

投稿: カーズ | 2010年1月 6日 (水) 22時01分

は〜い、本日も格闘中です^^

きっと反応してくるだろうと思っていました(笑)
いや〜、いつもながらシャッターを下ろす早業には恐れ入ります。
「忍耐」という最も似つかわしくないコトバ、
そんなスローガン発せられてもまったく実感できません・・・

今年もバンバンシャッター閉める勢いでぶっぱなしてちょ〜だい!

投稿: ねね | 2010年1月 6日 (水) 22時55分

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