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ストーブが点くまでに

バタバタとしているうちに、秋、勝手に深まってますね・・・coldsweats01

どんどん日が沈むのも遅くなって、昼間はまだ暖かいけど、朝夕はお山の上ではさすがに「ぶるっ!」とくる寒さになってきた。しばらくホットカーペットで凌いでいたが、今晩初めてストーブに火を点けた。

無事に点いてほっとしたので、今ブログを書いたのである。

ストーブを点けるったって、スウィッチをぽんと押したらいいだけじゃないのでウチの場合・・・。イマドキマッチを擦って竈のようなところに火を落とす、ヒジョーにクラシカルなストーブ。ウチ以外でこのようなストーブで暖を取っている家を私は未だ見たことがない。

この世にも珍しいヴィンテージストーブが老朽化のためいろいろとガタがきており、今日無事に火が点くまでには実は長い道のりがあったのであった・・・wobbly

このストーブは外にある灯油タンクと配管ゴムホースで結ばれていて、灯油タンク→ゴムホース→外壁の配管口→室内ゴムホース→ストーブという具合に、室外と室内2箇所にゴムホースがある。ところがこの外側のゴムホースあたりから、ぷう〜んと灯油の臭いがし始めたのだ。

「いかん!」

遂に劣化したホースから、灯油漏れし出している。タンクは大きいので貯めてある灯油がそう目減りしているわけではなかったが、窓を開けると日増しに灯油の臭いが鼻を突き、黒いホースをはわせた部分の芝生が枯れ始めた。

こういう時、普通ならメーカーのお客様窓口かなんかに問い合わせるか、販売店に電話するかで、あとは修理or買い替えで終わりって事になると思う。大変イージー&スムーズに解決できる。しかしこんな年代物のストーブ、何十年と使い込まれたその躯体からは、製造番号やメーカーのシールなどはすっかりフェイドアウトしており、一体どこがメーカーで販売店なのかもわからない。

これを処分して新しいものを買おうとしても、このストーブは壁をぶち抜いて煙突が突き出ている家ごとストーブ。大工事になるだろう・・・

困ったとき、どこへ、誰に相談すればいいのか。

私の頭に、ふと石原良純の顔が浮かんできた。

「困ったことがあれば、タウンページを見ればいいんですよ」というTVーCMである。あのCMで、石原良純はあらゆるお宅へ行って、タウンページでお家の困りごとを解決している。ウチに来てくれるはずもないので、自分でタウンページを開いてみた。

ストーブ修理、なんて項目はもちろんなく、該当しそうなジャンルを最初のページからパラパラ追っていくと「え、終わり・・・!?」2センチほどのタウンページはすぐに終わってしまった。もう一度キーワードから追ってみたが、どうもストーブの修理やホースの取り替えをしてくれそうなところはない。なんだか会ったこともないないが、石原良純に騙されたような苦々しい気持ちになった・・・。

今度はネットで検索した。

良純のような便利屋(?)を探そうと思ったのだ。最近その手の便利屋が結構重宝していると聞く。しかしいくつか探し出し問い合わせてみたが、「水道の配管ならやりますが、灯油タンクの配管はやりません」とか「そんなストーブは扱ったことがない」とか、にべもなく断られる始末だ。

・・・・・sweat01

こうなれば自分でやるしかない。灯油まみれになるかもしれないが、新しいゴムホースと留め金を買って、自分で交換するだけの話である。キーワードをいろいろ入れてググッてみたが・・・・・・検索すること数時間。私はやっとこさ、ウチと同じ構造のタンクや配管の写真を掲載した設備販売会社(?)を発見した。早速所在地を見てみると・・・

青森・・・・・snow

あわよくば来て頂こうと思ったが、青森なら出張費だけで新しいストーブが買える。小さな燃料店のようで、燃料以外にも設備&メンテナンスを行っているようだ。さすが青森、サイトにはウチのようなタンク式ストーブやさまざまな暖房機、周辺設備がいろいろ並んでいる。

やっと辿り着いたという感じだった。やっぱネットって便利〜heart04

その中からウチに合いそうなホースや付属品を買い物カゴに入れた。モノ自体は安いのだが、素人なので一体これで合ってるのかどうかわからない。なので一応ウチのストーブの状況を書いて、正しい商品をアドバイスくれるように書いて送信ボタンを押した。

すると・・・・

全く期待はしていなかったのに、なんと夜遅くにもかかわらずその会社の社長さんから返信メールが来たのだ。しかも丁寧な挨拶文の後、的確なアドバイスをくださった。

私はカンゲキして、すぐにありがとうございますメールを送った。翌朝念のために、タンクやホースの状況を写真で撮って送ったら、またまたそれに対して返事が来て、前日のアドバイスのものとは違う商品を買うようすすめられた。しかもそれらは前よりずっと安い。

しかもしかも、取り付け方まで丁寧に教えて下さって、私は本当にカンゲキしてしまった。

商品が到着後、青森の社長さんの言う通りに取り付けたら、バッチリ交換できた!またまたありがとうございますメールを送り、無事ホース交換は済んだ。石原良純にも騙され(笑)、便利屋にもふられたが、やっと助けてくれる人が現れたのだ。とっても助かった!それが9月の初め頃・・・・

で、一昨日夜ストーブを点けてみると・・・・点かない。
どこも「開」になってるのに、灯油が流れてこない・・・・。

私はまたもや青森の社長さんにメールをすると、翌朝すぐに返事をくださった。以下社長さんメール

ホース内にエアーがかんでいると思われます。
 
タンクのバルブを閉めてから燃焼器具側のホースを
抜きます。タオル等を用意してタンクバルブを開けます。
ホースから灯油がでてきたらバルブを閉めます。
その時容易したタオルで灯油のこぼれをふいてください。 
最後にまたホースを取り付けて終了です。
  
ホース内のエアーをとりのぞけばいいと思います。

な〜んて言う具合にまた丁寧に教えてくださったのだ。早速そのメールの通り作業を試み、そしてやっと今夜暖かいストーブにありつくことができたというわけ。

そんな長い道のりがあったのでした・・・

しつこいようだが、タウンページはゼンゼン役にたたない。やっぱ現代はネットだよね〜しかも距離は問題にならない。いかにニーズとマッチングするかなのだ。このニーズとのマッチングが、タウンページではもはや実現されない。

くれぐれも石原良純には騙されないように・・・・アタシだけかcoldsweats01

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コメント

こっちも2日前から朝は10度以下の気温で、震えています。お山もやっぱりストーブが要る季節になりましたか。うちはセントラルヒーティングなのであと2週間は震えてすごすことになりそうです(涙)。
さて、今回のお話、いいね~。こういっちゃなんだけれど
ねねちゃんにホース一本売ったところでたいした儲けにもならないにもかかわらず、懇切丁寧に対応してくださって、いまどき珍しい。お仕事にかける愛情というか、こういう対応のしかたはだんだんなくなってきたよね。使えなければ新しいのにかえる、、というのがこっちでも普通なので、泣く泣く処分したものが私も結構あります。子供たちの羊毛布団は職人さんの手作りで、打ち直ししながら使ってたんだけど、その人がもう店を閉めちゃって、、
イエローページで私も探したけれど、こういう仕事はもうほとんど絶滅状態らしくて、結局それらの布団はいま物置の奥へ、出番もないまま押し込まれています。
その社長さんのおかげでよみがえったストーブ、大事にしてね~

投稿: いくこ | 2009年10月16日 (金) 16時01分

いやいや、まだまだ日本人も捨てたもんじゃないですね。こういう時代だからこそ人の温かさがうれしいですよね。

それにしてももうストーブですか。
暖かい部屋で冷やしたワイン?それとも熱燗ですか?
どちらにしても山の中のログハウスで風の音を聞きながら一杯、って想像しただけで絵になりますねぇ。って、勝手にログハウスにしてしまいました。スミマセン。

投稿: きりん | 2009年10月16日 (金) 17時41分

あーよかった、石原某の宣伝しているメディアの会社に勤めてなくて(わかる人だけ笑っていいです)。
良い接客を受けられるということは、ユーザ側も「良い」ユーザであるからであることが多いように思われます。

うちはまだ夏布団で寝てます。寒いですが、冬布団を出すのが面倒なので…。一応下界なので何とかしのげます、っていうかさっさと布団出せって話だ。

投稿: ホイ | 2009年10月17日 (土) 00時53分

イキ〜、ちゃお!
イタリアも秋が深まってますか〜

こんな古いストーブどこも取り扱ってないし、最初はどうしようかと思ったのよ。古いけどこれくらいの規模がないとウチなんか暖かくならないので・・・。でも偶然親切なお店に出会うことができて、ラッキーでした。ホース1本買ったくらいで、ここまで丁寧に対応してくれるか〜。あれからお礼のメールをすると、無事に動いてよかったですというメールがまたまた返ってきて、何かあったらいつでも言ってくださいって!・・・最近なかなか出会わない種類の感動でした!

ヨーロッパは古いものを大切にするし、日本よりずっと修理業が発達してそう。近頃日本はデフレで衣料品でも日用品でも異常に安いので、モノを大切にする気持ちもますます薄れているように思う。安いのは有り難いけど、安すぎるのも問題だね・・・。

きりんさん

こんにちは〜
ネットでの買い物って、対面販売じゃない分”人肌”みたいなものが感じられませんが、案外こういうこともあるんだな〜って思いました。ホース1本の買い物客に対しても親切に対応してくださるのは、普段からこういう姿勢だからなんだろうなって思います。

やっぱこの辺りはちょっと標高が高いので、朝晩は寒いですよ〜。ウチはロッジのようなカッコいい家ではありませんが(笑)、ストーブを点けてシチュー鍋などをコトコト火にかけながら1杯、というシーンは冬の定番。スウィッチ1つで点くファンヒーターも便利ですが、私はやっぱこんなストーブのある暮らしが好きなんですね〜^^


ホイさん

まいどです!
え!?石原某のあのメディアに勤めていたかもしれなかったの?よかったね〜、勤めていなくて・・・(>_<)

助けてくれたのはやっぱりネットでした。ネットがなければ、ホースが市販されていることも知らなかったし、だいたいこんな親切な青森の業者さんと知り合うこともなかった。人々のお悩みは、もはやイエローページで解決できるほど簡単でも、単純でもないのですね・・・。

ま、石原良純のCMにその気にさせられてるアタシもどうかと思うけど・・・(笑)

投稿: ねね | 2009年10月18日 (日) 14時00分

うちにもマッチでつけるストーブあります。
フィンランドのアラジンというブランドのものだけど、やはりストーブの芯がこげてしまいどこで新しいのを買ったらいいのやら・・・と思ってました。寒い中、灯油をいれにいったり、灯油がなくなると芯が燃えてしまったりと大変だけど、このストーブが大好きです。炎を見ているだけでも幻想的だし、マッチを消したときのあの香りとかも、、、
このストーブの上にシチュウー鍋などを置いてぐつぐつやっていると部屋の中だけでなく心も温まるような気がするよね。。。
シチューといえばワインwine!早く一緒に飲みたいね。
今年中に実現できるかな?

投稿: ま~せんせい | 2009年10月18日 (日) 22時06分

maセンセイ、こんばんは!

アラジンストーブはかわいいよね。
そう、あの炎が見えるところが癒されるんだよね〜。雪の舞う寒い日に、ストーブの火を見ながら家でぬくぬくと過ごすのが大好き!ストーブの火は人をほっとさせると同時に、冬の叙情のようなものも演出してると思う。それにお鍋をかけておくだけで、トロトロの煮込みができちゃうし。だからストーブと言えども、単に部屋を暖める機能だけじゃないんだよね。お山の暮らしでは必需品です・・・^^

季節も移り変わってしまったけど、近々Ma-Kitchenで飲めるの楽しみにしてるよ〜wine

投稿: ねね | 2009年10月18日 (日) 23時06分

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