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ビアバーで

週末、ある仕事で最近タッグを組んでいるKちゃんと飲みに行った。祇園祭の山鉾巡業を終えた蒸し暑い京都の街。ビールが好きだという彼女のために、向かったのは国内外のすごいたくさんの種類のビールが飲めるお店(名前忘れちゃった)。

ここが近年まれに見る口うるさい店だった。
カウンターに座ると目の前には100種類ぐらいはありそうな、いろんなビール瓶が並んでいる。メニューを出されてもよくわからない。こういうお店ではやっぱりお店の人におすすめを聞いてチョイスするのが一番。

「まずはピルスナー系の軽いやつからいこうかな〜」
なんて言いながら、店主のリアクションを待っていると、ふんと鼻で笑うような表情。

「ピルスナーはあんまりないんですよね〜。基本的に僕があんまり好きじゃないから」

いきなりそう言われると困ってしまう。別にピルスナーにそれほどこだわってるわけでもないし、ビールに詳しいわけでもないし・・・。

「あ、そう。じゃぁ・・・なんか軽いものから」

というと彼がもったいぶって奥から4,5本のビールをセレクトしてカウンターの前に置いてくれた。すべて瓶で、いろんな銘柄のデザインだけでも興味深い。

それを1本1本説明する店主。話を遮って「じゃ、これは?」と自分が興味を持った別の瓶をさそうものなら、「そうあわてんと、最後まで話は聞く」とたしなめられる。やたら説明されても迷ってしまって選びにくい。「おすすめは?」と聞くと、「そんなん言われたら一番高いビールをすすめてしまうから」と、己の飲みたいもんぐらい己で決めんかい、という態度であくまでも客本人に選ばせる姿勢である。

「じゃ、私はこれ!」

と言ってまずはオーストリア産の爽やかなビールをオーダー。Kちゃんも「かわいくってパンチのあるもの」とわけのわからないリクエストし、「どんなんや、それ」とか言われながらいくつかセレクトして、その中からベルギー産ビールを選んだ。やっとのことでビールを決め、乾杯!

最初のビールを選ぶまで、店主とかなり言葉を交わした。そのうちにだんだん店主の人となりがつかめてきた。30過ぎぐらいの若いその店主(雇われ店長だと言っていた)は、ちょっとひねくれてるけど、一生懸命説明してくれるし、私達の話にも気安く入ってくるのでそう悪気のない人のようだ。

ビールの知識はかなりのもののようなので、ビールへのこだわりや奥深さを知っている分、プライドも高い。カンタンにピルスナーだの、エールだの言って欲しくない。浅はかな知識しかない素人客相手に「ビールなんてこんなもんやろ」とは絶対思わせたくないので、ついつい口うるさくなる。この店なりの流儀があるのだろうが、それを初めて来た客にもさり気なく理解させるのではなく、押しつけてくる・・・。客をくつろがせるよりも、ある意味店主のエゴの方が立っている。

要するに若い!のだ。

しかしこういう人には素直に従い、おだてつつ気分を良くしてあげることが肝要である。せっかくいろんなビールが楽しめる店なのだから、気分よくさまざまなビアトリップを体験したい。「こんなビール飲んだのは初めて!」とか「この料理おいしい!」とか言ってると、案の定店主は満足そうな顔をしてますます私達の話の輪に入ってくる。

1本目のビールが美味しかったので、もう1本頼もうとすると、それも許されない(笑)。せっかくこういう店に来たんだから、いろんなビールを体験するべきだという。私もKちゃんも、もちろんつべこべ言わずに素直にその提案にのり、ビール選びを盛り上げる。「なんでここまで気遣わすねん」と思うが、若いのだから仕方がない。

時々カップルで来た客が「彼と同じもの」とか言うと、ムカッとくるらしい。

「だったらこんな店に来なくて、他の店で飲んだらええやん」

その後一切口聞かへんかった、と自分で言っていた・・・。「おい、おい〜」もちろん私達は笑って聞き流したり突っ込んだり、盛り上げはするのだが、・・・こういう話を客にするのもどうかと思う。あちこちに若さゆえのエゴが垣間見える店主である。

それに比べて店主のどんな暴挙にも、常にニコニコ笑って交わすKちゃんのキャラに私は密かに恐れ入っていた。ええ歳してる私など、どんな店主であろうとすぐ合わせられるが、まだ20代だというのに、顔色ひとつ変えずにキャッチボールできるこの包容力!

ちょとひねくれたエゴの立つ店主を明らかに手の上で転がしているという感じ。若さの目立つ30男を前にして、一層彼女の"できた感"が際立つ。

仕事を一緒にしていても優秀だし、コミュニケーション能力にも長けてるし、頭いいのに全然えらぶらないし、とても20代とは思えない"できた人間性"にかねてから敬服はしていた。これでまた一挙にポイントがアップしたという感じ。

しかも可愛げがあって、明るくて良く気がつく。ちょっとぽっちゃりしているけど、外人の子供のような可愛らしい顔をしてるし、話題も豊富だし、服の趣味も悪くない。

なのに、どうしてこんなイイ子をオトコが放っておくのだろう・・・。

世の中のオトコの目はどこについとんねん!ついそう言ってみたくなる(笑)。こういう女子こそ、男がシアワセになれるタイプだと思うのだが、残念ながら今Kちゃんにカレはいないらしい。

最近すごく思うのだが、優れているな〜、素敵だな〜と思う女性には出会うことはあっても、そういう男性にはめったにお目にかかれない。なぜなんだろう・・・!? 30男の店主にしてもそうだが、最近魅力的な男性というのが確実に国内に減少していると思う。

国内市場では、もう魅力的な女性余り現象が起きているのだ(私が思うに)。こうなったら市場原理として、海外にマーケットを広げるしかないのではないだろうか。ちっとも彼女たちの魅力を理解してくれないニッポンの男にはさっさと見切りをつけて、女性達はもう世界へ踏み出した方が賢明である。

ということで、優秀な、魅力的な女性達の海外流出が今後拡大していくだろう、というのが専らの私の予測である(笑)。

ビアバーへ行って、こんなビール飲みました、あんなビールが美味しかったですっていう話を書くつもりが、えらいところへ飛躍してしまいました・・・sweat01 だけどそりゃ〜、世界のビールより、魅力的な女性の世界流出の方が重要やろ〜sign02


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コメント

こんばんわ。全英オープン見てます(んなことどうでもいい)。
きりんさんのちょっとしたお知り合いの通りすがりの者です。
今後ともよろしくお願いします。

今日のお話は、男子(おい、歳いくつやねん?)にとっては大変耳の痛い話であります(苦笑)。懐が深くないというか、人間の器が小さいというか、あ、ぼくの話ですよ(笑)。

四国の松山に、トリスバーから初めて去年で50周年を迎えたショットバーがあります。ぼく、実はほとんどお酒飲めないのですが、何度か訪れたことがあって、そこのご主人(50周年というくらいですから、それくらいの年齢です)くらいにならんと、人をもてなす味が出せないんでしょうかねぇ。いやいや、年齢の問題ではないですね。

かと思えば、学生時代に通っていたお好み焼き屋のおばちゃんは、気に入らない客(ま、マナーの悪い客ですね)が来ると、一言も喋らずにお好み食わせて、その客が店を出たら塩まいてましたけどね(笑)。

いろいろありますなぁ。

投稿: ホイ | 2009年7月20日 (月) 00時24分

いやぁ。お二人とも大人ですね。
私なんか気が短いものでとても人の言うことを聞いていられません。
しかも、お金を払ってまでなんて。

魅力的な女性たち、海外流出はしないで下さい。

草食系男子と魅力的でない女子たち。
この国の未来はどうなるのでしょう。

投稿: きりん | 2009年7月21日 (火) 10時28分

どうも〜、○○ホイさん

トム・ワトソン、惜しかったですね〜
ちなみに私はゴルフ番組はあまり好きじゃなく、
練習はもっと好きじゃなく、
ただラウンドが大好きという・・・
いつまでたってもうまくならない愛好者ですcoldsweats01

こんな疲れる店、私はもう行かないと思うけど、
10年ぐらい経ったら行ってみたい気はします。
歳とって、角がとれて、案外いいオジサンになってるのかも。
でも10年経っても全然変わってなかったら・・・
それは若さではく、単に偏屈なオトコだったってこと。
もう勝手にうんちくたれといてって感じです(笑)。


投稿: ねね | 2009年7月21日 (火) 11時49分

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