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車窓から

京都のソメイヨシノはもう散ってしまったけど、滋賀県はちょうど満開。
今日は取材で長浜の方まで出かけたのだが、電車に揺られている間、ずっとお花見ができた。学校や幼稚園、道路沿いや農家の庭先、田んぼの畦や川縁の土手など、もういろんなところに薄紅色の花が咲き乱れていて、この国の人がいかに桜を愛しているかがわかる。

ムラ社会で、閉鎖的。慎ましい日本人の伝統的な国民性というのは、この国の四季があまりにもドラマティックだからではないだろうか、という風にさえ思えてしまう。むせかえるような自然の息吹に満ちる春も、突き抜けるような青空に入道雲が浮かぶ夏も、紅葉に染まる秋も、深閑と雪に埋もれる冬も、季節が饒舌過ぎてそこに住む人々を黙らせてしまうではないか。狭いムラ社会の中での暮らしも、劇的な四季が豊かな情緒とドラマを作り上げてきたのだろうと思う。

CA時代は香港に住んでいたが、その頃何が恋しかったかというと私の場合「情緒」だった。最初は香港に暮らしていてこの落ち着きのなさは一体なんだろう?とずっとわからないでいた(それは騒がしいとか、忙しいという意味ではなく)。香港という街はエネルギッシュで、スピード感があって、退屈しないところである。それはそれで好きだが、どうも落ち着かないのだ。都会だからというだけではない。高い建物が林立して空が少ししか見えなかったり、一年の半分以上は夏なので季節の移り変わりの味わいがなかったり、何か気持ちの余白を持っていく場所がない、そんな風に感じられた。

働いたり、食べたり、遊んだり、生きているというのはそういう実質的なことだけではない。何かしら目に触れる自然や季節の感触などから与えられたり、慈しんだり、共鳴したりして自分という人間はこれまで生き長らえていることを感じた。香港で暮らしてみて、自分の中にある情緒という感覚を初めて意識したように思う。それは日本にいて折々の四季に触れながら育まれた感性だと思う。

四季という自然の営み。
それって知らないうちにすごい何かを育ててると思う。
目に見えるものも、見えないものも・・・。
車窓を眺めながら、一見ありふれた田舎臭い風景もなんだか妙に尊く思えてきたのでした・・・!

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長浜城豊公園は春らんまん♪

なぜか大安でもないのに、平日に結婚式ラッシュ!
そこここで、新郎新婦の写真撮影が行われていた。
しかもみんな着物!ウェディングドレスはちと雰囲気と違うようだ。
このタイミングで挙げるのが地元ガールズの憧れなのかも・・・!?


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長浜の地ビールをいただき!
一番人気の「長浜エール」は、フルーティーで香りよくなかなか美味い!
しかしおつまみに頼んだ「トロ生ハム」は失敗☆ 
肉厚の生ハムだけど、やはり薄切りでオリーブオイルでいただく方が好き
わさび醤油はちと・・・(><)

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