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手描き無精

所用でお礼の手紙を書いた。
なんか便箋にペンで文字をしたためるというのはえらく久しぶりで、きちんと揃った便箋や封筒を探し出したり、どのペンがいいかを選別したり、その行為へ突入するまでに何やら緊張感があった。お友達ではなく、ビジネス関係の方に送る礼状なので、一発では絶対間違えるに違いないので、あらかじめ下書きに文章も書いてみた。ところがたった数行のお礼状を完成するまでに、私は3回も辞書を引いたのである。

まず「お忙しいにもかかわらず」のかかわらずは、
「関わらず」ではなく「拘らず」かどうかを念のため確かめた。

次に「感謝の念にたえません」
あれ?「たえません」は耐える?絶える?堪える???
これは辞書になかったのでネットで調べた。yahoo知恵袋でどこかの賢い方が
それぞれの意味を示して解説しておられた。
正解は「堪えません」だった。

そして最後に、「些少ですが」の
「些少:さしょう」が書けなかったのでまたまた辞書を引いた。

これなど典型的な"キーボード頼り文字"。普段はパソコンでポンと一発変換されるので、明らかに書き文字として手が覚えていない字なのだ。「感謝の念に堪えません」もキーボードに「かんしゃのねんにたえません」と打つだけで一発変換されるので、手では覚えていない文字である。「拘らず」が合ってるかどうか不安になったのも、いざ「書く」となると急に文字の重みが伝わってきたからだ。

辞書を引き引き、出来上がった文章はどことなく威厳がなく、
書かないためにどんどん下手になっていく文字で綴られた文章は心許ない。

もう一度書き直そうかとも思ったが、時間がなかったので見てみぬふりして封をした。
ほんの数行の手紙で3回も辞書を引くなど、仮にも文章を書く仕事をしている人間としてはもう失格→退場かもしれない.....(**)しかしそれほど今の私にとって文字は指先から発信され、書かずに打ち出すものになっているのが現状なのだ。

ふと小学生の頃の「かきかた」の授業を思い出した。
点線の文字にそって丁寧に鉛筆を走らせ、きれいな字を書くことを学んだ「かきかた」の時間。少しずつ字を覚え、お手本通りにきれいな文字が書ける時の快感と達成感を幼いながらにも味わった。ああいうのも、小学生からパソコンをやってたらもしかしたら必要なくなるのかもしれない。その方が速いし、たくさんコトバも覚えられる。パソコンって本当に便利だけど、その一方で文字をぞんざいに扱うようになったのもまた事実なのかもしれない...。

たまには手描きでお手紙、
ってゆーのも大切なことだったりして〜♪

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