« メシ&お風呂 | トップページ | 見知らぬサンクス・カード »

いたたまれない!

かつて病院嫌いという上司がいた。
嫌いな理由は病気を宣告されるからでもなく、注射でもなく、待合室がイヤだという。

「あそこにいると"いたたまれなくなる"のよ」

確かにご年配の方を中心に、顔色の悪そうな人々が所狭しとベンチに腰掛けている風景は誰が見ても清々しいものではない。病院への足が遠のくキモチもよくわかる。

ワタシが"いたたまれない"と感じるのは、FAX。
特に送信がダメだ。自宅レベルのFAXだと、こちらから送信しても自動切り替えにならず、そのまま取った人の声が聞こえてきたりする。

「もしもし、もしも・・あっ」

なんて電話だと思って受話器を取ってからFAXだと気づく様子が、電話の向う側から聞こえてきたりする。ワタシにとってはあの瞬間がなんかと〜ってもいたたまれないのだ。悪いことをしてるわけでもないのに、妙な罪悪感が沸き上がってくるのはなぜなのだろう。

時には相手が「もしもし、もしもし」と出て、ピーというFAXの音声が出る前に、無言電話かと思われてガチャ!なんて乱暴に切られたりすると、ものすごくショックになる。何一つ悪いことをしていないのに、もう一度送信するのにとても躊躇われてしまう・・・。だからちゃんと相手がFAXに切り替えてくれたり、留守番電話で自動に切り替わる時は妙にホッとする。

そんな風だからワタシはFAXを送る時は送信ボタンを押したら、トイレに行ったり別の部屋へ行ったりして、なるべく生々しい声を聞かないようにする。こんなことにいたたまれなくなるワタシは変なのだろうか・・・!?

本屋さんに行くと"いたたまれない"という人もいる。
Sちゃんは本屋さんに入って並んでる本を目で追おうものなら、たちまちもよおしてくるという変わった習性を持った、ちょっと別な意味で"いたたまれない"人なのである。とてもゆっくり選んでなんていられなくて、絶対に本屋で本を買えない可哀想な人である。最初に聞いた時は

はぁ〜!?

と意味がわからなかったが、全国には"本屋さんに入るともよおす"という人が結構いるそうで、インクの臭いと何か因果関係があるのか、それとも一冊一冊本を見つめることの心理的な影響なのか?何かしら科学的根拠もあるのかもしれない。これがまた本屋を出ると不思議と落ち着くのだそう。そんな変わった"いたたまれなさ"にはまったくもって共感できないが、ちなみにSちゃんは本だけでなくビデオでも同じ現象が起こるという。

気の毒な人である・・・。

人はいたたまれないキモチを何かに昇華して生きているのか、あるいはいたたまれずにもよおしてしまうのか。少なくともワタシはいたたまれないキモチが生理的現象に直結していないでヨカッタ!
そんな乱暴な終わり方にも、またいたたまれなさを感じるワタシでした・・・。


|

« メシ&お風呂 | トップページ | 見知らぬサンクス・カード »

「Everyday Life」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/129800/11621317

この記事へのトラックバック一覧です: いたたまれない!:

» エルメス [エルメス]
サイト作りの参考サイトを回ってます。また読ませてもらいます。 [続きを読む]

受信: 2008年4月14日 (月) 19時08分

« メシ&お風呂 | トップページ | 見知らぬサンクス・カード »