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見知らぬサンクス・カード

見慣れない字で書かれたエアメールが届いていた。
封を開けると、イマドキ珍しい粗末な紙を使った手作りのカード。開くと片側のページには日本語で、もう片側のページには英語でメッセージが書かれていた。小さな文字で丁寧に。最初は誰から来たカードなのかさっぱりわからなかったが、にわかに思い当たった。

昨年、不要な服の廃棄に困り、ネットで調べたフィリピンのボランティア団体に送った。そのサンクスカードが今頃届いたのだ。冒頭に「お礼が遅くなってすみません」と書かれてあったが、記録を調べると送ったのは10月11日。なのでピンとこないのもムリはない。日本人スタッフとフィリピン人スタッフ両方がそれぞれしたためたもので、ワタシが送った荷物はちょうどクリスマスシーズンに届いたそうで、地元の人達の良いクリスマスプレゼントになったと書かれてあった。

今、日本の廃棄物がアジアの国々に流れ込み、環境汚染をもたらす問題になっており、気軽に捨てることができなくなってきた。が、基本的に不要になったものがどこかで役だってくれることは有り難い。中古のパソコンや電化製品が正しく生まれ変わるなら、ワタシは喜んでそこへ持って行きたい。古着や日用品なら行き着く先は生活の場なので、そこで子供達が身につけたり、暮らしに役立ててもらえるなら本当にうれしい。わざわざ郵送料を払ってでも送ろうと思うのはやっぱり「こんなもので誰かが喜んでくれるなら・・・」というキモチでしかない。

もう一度手作りのカードを見た。
小さな子供がいるわけでもないので、マジックで描かれたこんな手描きのカードを目にするのは本当に久しぶりだ。電話も、もちろんインターネットもないようなフィリピンの小さな島なので、メッセージカードもこんな風に手作りで作るしかないのだろう。

彼らの生活と私達の生活は明らかに違う。インターネット以外でも、そんな見知らぬ島の人々とはるか海を隔てて日本に住んでいるワタシとをつなぐ手段があるのだなと思った。それは機能的ではなく、スピーディーでもないが、たどたどしいながらも確かにつながるコミュニケーションだった。

今年はワタシもメッセージカードを入れてクリスマスプレゼントを贈ろうと思う。

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