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ありのまま

あけおめ〜!!

いや〜、飲みました、食べましたこのお正月。
実家のある福岡へ帰って、家族と連日の宴会。なんかシラフではどうもみんな落ち着かず、日が暮れてお酒と美味しいものを前にしてようやく家族みんなが嬉々として輝く。そんなわが家の血潮、すべての根源はやはり亡くなった父。きっと天国でほろ酔い気分で眺めていたにちがいない。

それにしても母が年をとるごとにだんだん無邪気になっていくような気がする・・・。
普段は母一人で暮らす福岡の家。年に1回ワタシや兄夫婦が揃って過ごすお正月とあって、とても楽しみにしているのだろうが、小さい頃は厳しかった母親が今では別人のように無邪気な姿に、今や"老い"を感じざるを得ない。

ボケているわけではないのだが、「記憶」の機能が明らかに衰えており、その傾向は年々如実に表れている。たまに昔のコトを話しても「さぁ〜、覚えてないわ」という返事が多くなった。最近話したことでも所々記憶が欠落していて、初めて聞くようなそぶりを見せる。まあ、私達だって、映画のタイトルや歌手の名前などが「あの〜、あれ〜」とか言って出てこないことは度々である。70数年生きた母がそれ以上に物忘れが激しいのも仕方ないことではある・・・。とはいえ、母のリアクションの度にワタシは複雑なキモチになる・・・。

「老い」とは一種の絶望感なのだと思う。
自らに訪れる老いも、見守っていかなければならない老いも、そこには自分自身ではコントロールできないものに支配されることへの抗いがたい絶望感がほの見える。ふだんはそんな絶望感をごまかしたり、見て見ぬふりをしていることも多い。そう、「老い」なんて見たくないのだ。自分も親も、一日一日確実に老いており、間違いなく死に向かっている事実を・・・。ふだんはそんな事実から目をそらして生きているので、「事実」に直面した時、愕然としてしまう。

ありのままを生きることの尊さを説いたのは空海だが、ありのままを生きることも、ありのままを受け入れるこも、老いに照らし合わせて考えてみると、相当難しいことだと思い知らされる・・・。しかしありのままを受け入れることで、人は解放されていく。若さとはしゃかりきになるばかりだが、大人になればなるほど、ありのままを受け入れられる鷹揚さを身につけていかなければならないのだろうなと思う。それは大人のたしなみであり、人としてのエレガンスなのだと思う。

エレガントな大人への道は果てしなく遠そうだが、"ありのまま"の自分を見つめつつ、"ありのまま"を受け入れる、そんな考え方はアリだと思っている。

2008年、さて今年はどんな年になるのやら・・・?
ありのままで突っ走って赤っ恥をかく年だけにはしたくないと思う。


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