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梅一輪

梅一輪
一輪ほどの
あたたかさ

私は服部嵐雪のこの句が大好き。
みぞれまじりの雨が降る中、それでも蕾をわずかずつ膨らましている梅の花を見かけて、自然と思い出した。この句は桜にも、椿にもない、梅の花の素晴らしさを本当に上手に表していて、それでいて素朴なところがいいのだ!

なんかトシのせいだろうか、不思議とこの頃梅の花がどんどん好きになっていると思う。
以前は春といえばダンゼン桜。多くの日本人と同じように桜の開花を待ち望み、艶やかに咲き誇るその姿に感嘆を覚えたものだ。今でも桜は好きだが梅もいいと思う。というか以前は全然梅に関心がなかったのに、梅の花が良いと思えるようになってきたという方が正しい。

梅といえば、ヒトコトで言うとジジ臭いイメージだった。松、竹と並んだ延長線上にある木という感じで、なんか和風すぎるところにそれ以上付け入る余地がなかった。桜は弦楽四重奏でも合いそうだが、梅にはちんとんしゃんの邦楽しか合わない。そんな偏見があったように思う。

ま、梅には決して派手な音楽は合わないかもしれないが、アコースティックギターやピアノなどのシンプルな楽曲にはきっと映える。そんな桜とは違った美しさがあると今は断言できる。
なんといってもまだ冷たい風が吹いて、花という花はまだ休眠状態にある時に、健気に蕾を膨らませて花を咲かせる。それも咲き方が桜のように決して豪華ではない。可憐な5枚の花びらをポッと開いて、満開でもどこかしら控えめなところに梅の高貴な美意識を感じてしまう。

そしてあの香り。
こればかりは桜に無条件に勝っている。神様は本当によく考えておられると思うのは、桜の花に香りがあったらきっとしつこくてしょーがないと思う。ゴージャスに咲き乱れる桜には香りを与えず、控えめに花をつける梅にはほのかな香りを与えた。そら大正解ですわ、神様!

馥郁(ふくいく)たる香り

という表現は他のどんな花よりも、梅の花に使われる言葉ではないだろうか。それくらいかすかに甘酸っぱいやわらかな芳香だ。よくブランデーや日本酒の香りにも同じ表現にも使われるが、立ち上ってくるかぐわしい香りが人をそそり、酔わせる。馥郁たる香り。お酒も梅の花も、選ばれたものだけがそんな表現をを許されているような気がする。

厳しい寒さに耐えて花をつけ、控えめに咲き、ほのかな香りを漂わせる。梅の花は決して派手ではないけれど、その謙虚さゆえに、可憐な存在が際立つ。春の訪れと共にうわ〜っと咲いて、うわ〜っと散っていく桜がちょっとバカっぽく思えるが、あれはあれで潔く美しいと思う。
桜の陰に隠れがちだった梅の花。今年はちょっと梅見にでも出掛けてみようという気になった。でも桜のようにじゃんじゃん咲いてるより、梅って庭に一本咲いてるぐらいが美しい。
ってことはやっぱ料亭?宴会?お酒?
.....とまたもやいつもの結果になりそうな気配。ヤバい!ヤバい!

いずれにしろ、まだまだ寒い毎日。
一輪ほどのあたたかさをかみしめながら、春の訪れを辛抱強く待ちたいと思う(^^)〜♪


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冬は庭に花がないので
部屋に飾ったのは
お店で調達した
キャンディタフト
カワイイでしょ?

やっぱ
「花のある人生」
送りたいもんね〜!


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神様からの戒め

ここ2、3日のあまりの寒さのせいか、気がついたら風邪をひいていた....。
まったくヤワなカラダである。
見かけの割に体力がないというギャップが、密かにはずかしい....。

さぶ〜い屋外で取材するような仕事があったワケでもなく、
空気のわる〜い会議室で、長時間ブレストしてたワケでもなく、
仕事に追われて寝不足で疲労困憊していたワケでもなく、
酔っぱらってお腹を出して寝ていたワケでもないのに、
一体どのタイミングで風邪を引いたのだろうか...

寒いっちゅーだけで風邪引くようでは、この先オンナをはっていけない....。

先週は仕事がひとつ一段落して比較的落ち着いていたはず......
あ、そうか〜
仕事が一段落して気が緩んだから風邪引いたんか〜
そういえばいるでしょう、連日忙しくしていてもお正月休みとかに熱出したりする人。そういう人って「なんかいい人やな〜」と感じてしまうんだけど、自分もイイ人の仲間入りしたのだろうか...。別にうれしいこともなんともないが。

トシと共に、
ひきやすく、直りにくい風邪。

長引くとヤバいので、お酒を控えておとなしくするワタシ。
風邪はきっと神様からの戒めなのだろう。銀のベンザエースをのんで、週末はその戒めを静かに受け止めたいと思う....。アーメン ((( ̄− ̄)

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凍える景色を眺めながら

今日はこれまでにも増して一段と寒い....
早めに帰ってきて大正解!午後からは降りしきる雪、お山の上はもう真っ白だ。
夕方近所に住むSちゃんから、

どない、雪は?

というお伺いメールが来た。
仕事で大阪に出ているらしく、帰り道が心配のようだ。彼女は運転できないので(よー、お山の上で暮らしてると思う)、帰りはバスかタクシー。でも夜遅くなるとタクシーしかないのだが、天候によっては乗車拒否されてしまう。スタッドレスタイヤをつけているA社のタクシーのみが頼みの綱。

毎日通勤しないといけない彼女は、冬場になるといろいろと苦労が多い。
ある時などは雪の降る日にバスに乗って山を下りていたら、乗用車が横転していて道をふさいでいる。こんな天候でスタッドレスもつけずに車を運転していて事故を起こしたようだ。ホントーにハタ迷惑な奴だが、一本しかない道をふさがれたら、もうバスは進めない。乗客は雪の中おろされ、なんと歩いて山を下りたという。その時事故を起こした運転手には、たぶん全員が殺意を抱いたとおもう...(-_-+)ラッキーなことに、通りかかった車が乗せてくれて仕事先まで送ってくれて事なきを得たが、雪の中、山を下りなければならない心細さや寒さ

....考えるだけで凍えてくる。

以来、明日はヤバいゾ!という時は、市内のビジネスホテルに泊まることにしているようだ。確かにその方が安全だし随分ココロも休まる。
しかし明日はかなりヤバいと思うのだが、彼女は前泊するような気配ではなかった。明日の朝窓の外を見て、青ざめている彼女の表情が目に浮かぶようだ....。毎日通勤しなくていいフリーの身の上をありがたく思うのはこういう瞬間である。

じゃんじゃん雪が降って凍え上がるような屋外をあくまでも景色として眺めながら、自分はストーブを焚いてぬくぬくと室内で過ごしていることが意外と心地良い。あの心地よさはなんだろうか、対岸の家事? シェルター的な安心感みたいなのが妙に心を落ち着かせる。同じ頃、またもやバスを降ろされ、雪の中をSちゃんがとぼとぼ歩いているかもしれないのだが....(笑)。

とりあえず、明日天気にな〜れ☆


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さむ〜い夜にしみる
和風ロール白菜♪
豚肉、白ネギ、干し椎茸
ごま油少々で混ぜたネタを
ゆがいた白菜で包んで
鰹&昆布のあっさりだしで煮込む。
今日は旬のカブラもごろんと一緒に
煮込んでみました...

はふはふ♪

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容赦なき、SDカード

仕事先で、SDカードのハナシが出た。

SDカード

といっても知っている人は少ないと思う。SD=Safety Driverの略で、無事故無違反の人がいただけるカードで、1年以上はグリーン、2年以上4年未満はブルーなどと色分けされており、10年以上はゴールドカードとなる。ゴールドカードだからと言って、それを見せたら検問を顔バスできるわけでも、駐禁ぐらいなら見逃がしてくれるわけではない。一部のガソリンスタンドやスーパー銭湯などが割引になったりという、ほんのカタチだけの、あってもなくてもどーでもいいようなメリットしかない。

安全運転車の自覚と誇りを象徴するものです。

と交通安全協会では説明しているが、ホントにそれだけのかなり自己満足的なカードである。
しかも作るのに700円だったかお金がいる。どこに払って作るかといえば、あの問題視されている独立行政法人の交通安全協会である。となると、交通安全といいながらも、協会の新たな収入源になのかと思ってしまう...。

ただ法人で車をよく使う会社などでは、社員にSDカードの取得をすすめているところもちょこちょこある。で、今日伺ったクライアントも、皆SDカードを取得しているらしい。けれどもその担当者は無事故無違反で7年目で、いつもはイヤホンを使用しているのに、運悪く携帯電話を持っている時に捕まったという。

1点の減点で、罰金も数千円なのだが、このショックは計り知れないという。せっかく7年も無事故無違反、ゴールドカードまであと一歩だったのに、これでまた0となってグリーンに逆戻り。しかも会社にも違反を申告しなければならない。青ざめて、あまりのショックを隠しきれない彼女に、捕まえた警察官もオロオロして「大丈夫、減点はたった1点だし、また頑張って!」と慰め続けていたという....。

さらにY専務はゴールドカード保持者。
そんなカードを持たなくとも、自他ともに認めるセイフティドライバーであった。なのに、なのに、初めて訪れた道、しかも橋桁の下のわかりにくいポイントで一旦停止を見誤ってアウト!もちろんゴールドカード保持者だからといってなんの容赦も情けもなく、警察官はもれなく専務を違反者として扱った。「なんか、重大な罪を犯したような気分」。とその専務は会社へ帰ってきても、口も聞けないほどのショックであったという...。

彼らにとって最も悔しいのは、減点でもなく、罰金でもなく、違反者としてのレッテルなのである。しかもそれを明らかに示すモノがあるということ。立派なゴールドカードから、たった一度の見誤りでいきなり1年目のグリーンカードに転落してしまうという事実が、彼をさらにうちのめすのである。

カードが示す、転落のレッテル。

駐禁やシートベルトなどで捕まると本当に悔しいが、たぶんSDカードを持っていなかったら、これほどのショックは感じなかったと思う。違反後の処理はただ点数引かれて罰金を払うだけだ。確かにカードを持っている事で、違反の抑制効果はあると思う。しかし違反をした時の打ちのめされ方はそれ以上に大きい。ゴールドカードから、いきなりグリーンに戻ってしまうなんて、私ならきっとグレてしまうと思う...。

SDカードの盲点って、実はこんなところにある。

取得者がなかなか増えないらしいが、いくらスーパー銭湯やくるくる寿司の割引を増やされても、結局なんの威力も発揮しないこのカードが、私には到底魅力的とは思えない。それは世間の多くが思っていることだろうと思う。協会も安易なカードで済ませようとせず、民間企業が身を粉にして商品開発を進めるように、もっとアイデアをひねり出してさまざまな所と交渉をし、自分たちの努力でSDカードを売れる商品にするべきである。そんなんでは

こっちが、容赦せんゾ!ヽ(`⌒´)ノ


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パーフェクト白ワイン

一段と冷え込んだ今日、お山の上は朝から雪。
庭はすっかり真っ白になった。天然の冷蔵庫となった軒下に、昨日の宴の名残り、エビスビールがぽつんと置かれている...。

AちゃんやSちゃんたちとカレー鍋をした昨日、Aちゃんが白ワインをを持ってきた....。本当はクリスマスの時に飲もうと思って買っておいてくれたものを年を越してしまった昨日いただいたのだ。ところが飲んでみるとビックリ!

ベラボ〜にうまかったのだ!!

果実味や酸味、香りなどのバランスがパーフェクトで、なんという洗練された味わいの辛口白ワインだろうか.....。普段は安いテーブルワインしか飲んでいない私にとっては、まさしくオアシスのような味わい!一口飲んで絶叫してしまった。

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ラ・シャブリジェンヌ
シャブリ・プルミエ・クリュ フルショーム 2005
とラベルにはある。
あっという間に飲んでしまったので
気がついたら空きボトルになっていた...(笑)

シャブリといってもいろいろあるが、こんな美味い白ワインはホント久々。私は特に白ワイン好きなので期せずしてこんなきれいな味わいが愉しめて、Aちゃんに思わず手を合わせたいくらいだった。
早速ネットで調べてみると、プルミエ・クリュは特級畑であるグラン・クリュに続く一級畑だそうで、ロバート・パーカー氏も四つ星を与えるほどのワインだった。ネットのショップでは3000円少々。もちろん完売していた。

こんなにおいしいワインが飲めるのなら、カレー鍋などというビールでも全然かまわない料理ではなく、ワイン中心のメニューを用意したかった....それだけが今や悔しくて仕方がない!!
美味しいものを食べるためにワインを飲むのか、美味しく飲むために料理を食べるのか、なんて言う問いは私にとってはもはや無意味だが、ハッキリしているのは常にベストなマリアージュを求めているということ。料理の美味しさも、ワインの美味しさも、相乗して美味しくなる瞬間こそが醍醐味。

この醍醐味を求める執念、年々高まっているのは確かなようだ。


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伝えるって難しい

年末から引きずっているデザインの仕事。
本当に次から次へと困難がふりかかり、さすがのワタシも胃が痛くなった....。
最後にまたもやどんでん返しがあった結果、ようやく今日フィックスした。

は〜〜〜〜

そのデザインの仕事というのも、なんと車のラッピングデザインなのだ。
某輸入車メーカーの、某RV車。
某スポーツ選手が二人、この高級車になることになり、
メーカーがサポートすることになった。
そこでひときわ目立つカッコイイラッピングデザインをということになったのだ。

で、なんでライターであるワタシがデザインまで関わらないといけないかというと、ヒトコト、

頼むわ〜!

とその車を売った販売店の常務に泣きつかれたから。
代理店の新人営業マン君ではらちがあかなかったようで(おかげで1ヶ月近くも時間をロスしてしまっていた)、一応ワタシも代理店でディレクターしてたし、仕方がないのでちらっと口をはさんだら、とたんに両手両足ともぬかるみにとられ、抜け出せなくなってしまったのである....。

だいたい車のラッピングデザインなんてやったこともないのに、これを指揮していかねばならないツラさ。普段はポスターやパンフレットなど平面を扱っているデザイナーも、車という立体物となると勝手が違う。二度目のダメだしで、遂にデザイナーは「降ります」宣言。

え〜〜〜〜!?さらにピンチ☆

降りれる人が羨ましいが、それでもデザイナーを替えてなんとか最終案までこぎつけた。
ではおのおのがた、これでいきまっせ〜
というかけ声がかかったところで、選手の1人が「やっぱり変えて!」

え、え〜〜〜!?

常務は投げるし、ワタシも再び胃酸が逆流し始めた....。
しかしここでキレずに、じっくり意見を聞いたり、意図を伝えたり、ちゃんとハナシをすることによって相手も随分理解してくれるのだ。つまりこの仕事、デザインの仕事なんだけど、その本質は人のとりまとめなのだ。スポーツ選手2名、販売店の常務、メーカー、デザイナーと、立場も思惑も違う人達が寄り集まって進めている仕事だから余計ややこしいのだ。

あーしてくれ、こーしてくれ、というそれぞれの選手。
ヒジョーに厳しいCI基準に則って、ダメだしするメーカー。
なかなかテイストを理解してくれないデザイナー。
ワケわからず右往左往する販売店。

まるで自分を中心にこれらの人々が放射線状に取り巻いている。
あっちで意見を聞き、こっちでコンセンサスを取り、はたまた意図を伝える。
デザインという視覚的なものを扱うだけに、余計にコトバが必要になってくる。

伝えるってホント難しい。

長らく広告の仕事やライターの仕事をしているが、やればやるほど「伝える」ってことは難しいと思う。たくさんのコトバを並べても、伝わらないときは全然伝わらないし、ヒトコトで伝わるコトバやデザインもある。

仕事でもこんだけ難しいのに、やっぱ人と人が理解し合うのってホントーに難しいことなんだと思う。家族でも、恋人同士でも、他人同士でも、人と人は伝わることで近寄れる。ここんとこ、おろそかにしちゃいけないな〜なんて思いつつも、最後のどんでん返しがもういっちょーやってくるのではないかと、内心びくびくしているアタシなのである....。

はよラクにさせて〜(>_<)


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哀しいマフラー

昨日からお山の上は今シーズン一番の寒さ。
雪が降っては止み、降っては止みして、草木も犬も凍え上がらせております。
しかしながら遊びに行く約束もキャンセルし、ストーブの横で好きな映画でもチラチラ観ながら編み物をしておりますと、ついついごはんを食べるのも忘れてしまう楽しさなのでございます......。現在はかぎ針編み第3作目、お花モチーフに挑戦しておりまして、だいぶ慣れてきたせいか編む手が以前よりずっとリズミカルになったような気がいたします。

Photo

しかしはたと気づいたのですが、
こんなに可愛いマフラー、一体誰が身につけるというのでしょう!?
自らを冷静に顧みて、ワタシの持つどんな服に合わせようというのでしょうか、
いえ、どこへしていくつもりなのでしょうか.....。
こんなマフラーをして打ち合わせに行った時の、クライアントやスタッフの複雑な表情が目に浮かぶようございます。

少なくとも、このデザインを選び、この毛糸を選んだ時点では、あつかましくも自分が首に巻き付けている姿を想像していたに違いありません。どのツラで、そんな思いを浮かべたのでしょうか....
なんだか編み針を持つ手に、急に疲労感が感じられたような気がいたします。

しかもこのマフラー、お花とお花の間に隙間がありすぎて、全然あったかくありません。
さらに並太という太すぎる毛糸を選んだために、お花がカチッとしすぎて、首に巻き付くしなやかさ加減がみじんも感じられないのです.....。
誰か人にあげてしまおうか。
しかしもらってもらうとしても、もらった方も

「こんなマフラーより、手ぬぐい巻いてた方がよっぽどあったかいわ〜」

そんなコトバを返されそうです。
手ぬぐい以下....。自分で想像しておきながら、なんてヒドい!と思ってしまいました....。

編みたいものと身につけられるものとは明らかに別物なのでございます。
さきほどまでルンルン気分で編んでいたマフラーですが、急にテンションが下がってお花モチーフが物悲しいものに見えて参りました....。
このマフラー完成した暁には、一体どんな運命が待っているのでしょうか.....?

想像するだけでも心が痛むのでありました.....。


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スゴいオトコ達

この間TVをつけたら、評論家の宮崎哲弥の人となりに突っ込む番組をやっていた。
宮崎哲弥といえば、政治経済はもちろん、どんな問題をふられても生半可ではない知識を披露するのでいつもホントーに感心してしまう方である。今やこの人の顔を見ない日はないというくらいメディアにひっぱりだこ。なのに月200冊以上の本を読むそうだ。それって一日6、7冊!?

一体どんなアタマしてんねん!!

そんな驚異の博識ゆえ、司会者も視聴者も、自ずともっとプライベートなハナシに突っ込んでみたくなる。結婚して奥さんがいるらしいのだが、どうやって知り合ったかというとなんと「合コン」らしい。保険会社のOLと合コンして、その中の一人と一年足らずの交際の末結婚したそうだ。

それがいいとか悪いとかという問題ではなく、ワタシとしては奥さんは大学の同級生とか、本を出した時の編集者とかであってほしかった....(笑)。正直言ってあの博識の裏側にあるパーソナリティは、随分と拙い印象を受けてしまった。教養と知識があるだけに、ものすごく片手落ち感を感じたのはワタシだけではあるまい。当たり前のことだが、やはり知識はあくまでも知識で、人間性や生き方とは別のものなんだなぁというのを改めて感じた。でもまあ、TVで正直に語る潔さみないなものは評価しておこう。

一方、お正月に実家で、「プロ野球選手の運動会」を観た。
毎年恒例の番組で、去年もワタシは観た。ピッチャーが的当ての競技をしたり、バッターの選手がどこまで飛ばせるかを競ったり、基本的にはカラダを使う競技ばかりなのだが、中にクイズに答えて走ってベルを押すというゲームがあった。脚力が試されるとは言うものの、脚力以前にまず答えられる人がいない。宮崎哲弥の場合はあまりの博識さに驚かされるのだが、ここでは野球選手のあまりのアタマの悪さにホントーに仰天してしまった....。

三権分立は、司法、行政、さてもうひとつは?

プロ野球界で大活躍し年棒も億ほどもらっている有名選手達が、そんな中学校で習うような質問に「ぽか〜ん」として立ちすくんでいた....。もっと驚いたのは、「東北楽天の本拠地、宮城県の県庁所在地は?」という質問に勢い良く、答えた選手がいた。

青葉市!!

どこやねん、それ!
きっと彼のアタマの中では「仙台」よりも「青葉城恋歌」が強くインプットされているのだろう...。足が速く守備も良く、若いのに卒のないプレイでいつも歓声を浴びている、ワールドベースボールやこの間の五輪予選でも活躍していた、日本を代表する選手である。TVの画面でその凛々しいプレイを見ている限り、おバカ加減はみじんたりとも感じない。やはりそれとこれとは別なのだ。

そういえば、友達の会社にそれこそ日本を代表する、星野ジャパンのキャプテンを務めるあの有名選手の妹が働いていたことがあった。その妹によると、「お兄ちゃんは、小さい頃からバカさ加減が半端ではない。通信簿は体育以外全部1でした」と語っていたそうな.....。通信簿で5を取るのも難しいが、1を取るのもかなり難しいと思う。どうしたらそこまで"貧識"になれるのか、それもある意味すごい。だがその選手の五輪予選の試合でも、その統率力と活躍ぶりは半端ではなかった。

「どんなアタマしてるんだろうか...!?」
宮崎さんとは別の意味でその脳の成り立ちをのぞいてみたい。

もうひとつ野球つながりで、NHKでやっていたイチローのドキュメンタリーも観た。
イチローは誰もが認めるスーパースター。残念ながらプロ野球選手の運動会に出てくるような人ではないので、三権分立を知っていたかどうかはわからないが、この人の私生活も気になる。シアトルのすげーデカいお家で奥さんと、柴犬の一弓くんと暮らしている模様が紹介されていた。めちゃめちゃ可愛い柴犬にも驚いたが、もっと驚いたのはイチローの昼食。毎日奥さんのつくったカレーを食べるそうなのだが、びっくりしたのはアメリカへ来て以来ずっと、そのカレーが昼食なんだそう。

7年間、毎日カレー!?

かねてから野球選手としてはすごい人物だと思ってはいたが、ワタシは決してお友達にはなれないタイプだと感じていた。毎日カレーを食べているハナシを聞いてますますその気持ちは確信となった(ま、向こうもお友達になりたいとは思ってないんですが...)。ごはんとみそ汁ならまだわかるが、美味しいのかもしれないが毎日毎日飽きもせずカレーを食べられるところ、やっぱりワタシには

変わってる〜

と言う風にしか映らない。そしてそれはカレーだけのハナシに限ったことではないと思う。
毎年毎年メジャーリーグで200本安打を記録するというのは並大抵のことではないだろう。もうすぐ張本選手が出した最多安打記録を抜くだろうし、言うてる間にピートローズの記録も抜いて前人未到の領域に到達する、っちゅースゴい人である。そんなにスゴい人でも、毎日カレーしか食べない夫は単純にイヤやろな〜、ワタシなら....。元TBSのアナウンサーだった奥さんが俄にエラい人に思えてきた。

それにしても世の中スゴいオトコというのはたくさんいるが、その一方で素顔というのもいろいろであるもんだ。

「人は見かけによらない」

というのは本当にそうで、見かけだけではその人の魅力というのは決して判断できない。だからこそ人づきあいというのは面白いのだろうが...。でもそんな中でもいい意味で印象を裏切る人というのはインパクトある。

今年はそんな人に何人ぐらい出会えるかな〜


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お買い物

福岡から帰って来ると、留守番電話の一件に聞き慣れた声が入っていた。

「ど〜したらいいのかな〜?
もうハラへっちゃってるんだけど、先に食べていいのかな〜
連絡お願いしま〜す」

やはり兄の声である。
しかもとんちんかんなのは、ワタシの携帯だと思って自宅にかけてきて留守電にメッセージを入れているところ。しかも福岡滞在中のハナシである。電話機から流れてくる声には、間抜けさがほとばしり出ていた。

どういうワケでこんなメッセージを入れたかというと、三が日が明けてから、実家の近所にあるアウトレットモールへ兄夫婦と一緒に出掛けたのだ。現地に着いたら別行動、一通り見たらランチの時間あたりに携帯で連絡し合うことになっていた。

しかし自分の気に入るようなショップがなかったのか、人の多さに辟易したのか、ものの15分ほども見たら、もう完全にアウトレットからフェイドアウトしてしまい、レストラン街でとっとと昼ご飯でも食べて帰りたいモード一心だったようだ。落ち合った時には半分キレかけていた。

だったらこなきゃいいのに〜

というコトバをぐっと飲み込んで、陳健一の店で担々麺をおごってもらったら、とりあえず朗らかにバイバイした。その後ワタシは再び買い物を続行。

それにしても、食うことしかアタマにない我が兄弟である。間抜けたメッセージを改めて聞き直すとつくづくそう感じ入った。ワタシも人のことは言えないが、とりあえず同じ血統なので自らを戒めようと思った。ま、彼も日頃は仕事柄「考える」作業ばかりしてストレスも溜まっているだろうから、お正月休みぐらいは食い意地のおもむくまま、黙って食わせてあげることにしよう....。

P1010022

戦利品。ほぼ5時間近く、
アウトレットモールをうろついていた
わりに大した収穫はなかった。
こういう所で買い物する場合、
最も大切なポイントは「コスパ」。
普通より安いのは当たり前。
そのプライスに
どれくらいの価値があるのか。
自己と向き合い、真理を探究することが
大切なのである...(笑)

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ありのまま

あけおめ〜!!

いや〜、飲みました、食べましたこのお正月。
実家のある福岡へ帰って、家族と連日の宴会。なんかシラフではどうもみんな落ち着かず、日が暮れてお酒と美味しいものを前にしてようやく家族みんなが嬉々として輝く。そんなわが家の血潮、すべての根源はやはり亡くなった父。きっと天国でほろ酔い気分で眺めていたにちがいない。

それにしても母が年をとるごとにだんだん無邪気になっていくような気がする・・・。
普段は母一人で暮らす福岡の家。年に1回ワタシや兄夫婦が揃って過ごすお正月とあって、とても楽しみにしているのだろうが、小さい頃は厳しかった母親が今では別人のように無邪気な姿に、今や"老い"を感じざるを得ない。

ボケているわけではないのだが、「記憶」の機能が明らかに衰えており、その傾向は年々如実に表れている。たまに昔のコトを話しても「さぁ〜、覚えてないわ」という返事が多くなった。最近話したことでも所々記憶が欠落していて、初めて聞くようなそぶりを見せる。まあ、私達だって、映画のタイトルや歌手の名前などが「あの〜、あれ〜」とか言って出てこないことは度々である。70数年生きた母がそれ以上に物忘れが激しいのも仕方ないことではある・・・。とはいえ、母のリアクションの度にワタシは複雑なキモチになる・・・。

「老い」とは一種の絶望感なのだと思う。
自らに訪れる老いも、見守っていかなければならない老いも、そこには自分自身ではコントロールできないものに支配されることへの抗いがたい絶望感がほの見える。ふだんはそんな絶望感をごまかしたり、見て見ぬふりをしていることも多い。そう、「老い」なんて見たくないのだ。自分も親も、一日一日確実に老いており、間違いなく死に向かっている事実を・・・。ふだんはそんな事実から目をそらして生きているので、「事実」に直面した時、愕然としてしまう。

ありのままを生きることの尊さを説いたのは空海だが、ありのままを生きることも、ありのままを受け入れるこも、老いに照らし合わせて考えてみると、相当難しいことだと思い知らされる・・・。しかしありのままを受け入れることで、人は解放されていく。若さとはしゃかりきになるばかりだが、大人になればなるほど、ありのままを受け入れられる鷹揚さを身につけていかなければならないのだろうなと思う。それは大人のたしなみであり、人としてのエレガンスなのだと思う。

エレガントな大人への道は果てしなく遠そうだが、"ありのまま"の自分を見つめつつ、"ありのまま"を受け入れる、そんな考え方はアリだと思っている。

2008年、さて今年はどんな年になるのやら・・・?
ありのままで突っ走って赤っ恥をかく年だけにはしたくないと思う。


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