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もらい得

自動販売機で230円入れてスーパードライを押したら・・・・あれ?  お釣りが280円もでてきた。

\ラッキー☆/

そのお釣りで迷わずもう1本買った。なんかスーパードライ1本買うと、もれなくスーパードライ1本&50円キャッシュバック!みたいな感じで、とっても得した気分でうれしかった。まあ、こういうことはめったにあるものではない。に、してもこんな偶然に頼らずとも、昔はもっと日常的に"もらい得"をしていたような気がする。お店で、得意先で、友人知人間で・・・。自販機から落ちてきた280円のお釣りのヨロコビを噛みしめつつ、最近はめっきり遠ざかっていた"もらい得"のことを考えた。

いろいろとモノをもらえたのはやっぱり若い頃のハナシだ。
仕事先の人からキャンペーン商品や映画のチケットなんかをもらったりするのは当たり前。お店の料金がタダや割引になったり、立ち飲み屋に入っただけで見知らぬおじさんからビールをおごってもらったりもした。時代も良かったのだろうが、「若い女の子」というだけでみんなあげたがる。

「わ〜♪すごい!」
「ありがとうございますぅ♪」

と言うだけで、おじさん達は満足そうであった。今思えばホントに、もらい得という特権に甘やかされ続けてきた過去は否めない。

ところが歳とる毎にそういう機会も緩やかに下降線をたどっていき、周囲にも年下が増えてくるからあげたりおごったりしてあげる場面の方が増えてくる。たまに目上の人がいたりすると、自分はさっきえらく物欲しそうな顔をしていたのではないかとハラハラするときさえある。若いコの物欲し気な顔はカワイイかもしれないが、歳食って物欲しげにしてたら、ただの"強欲"にしか映らない。品性とはこういうところに滲み出る。ふるまいには十分注意したいものである・・・"( ̄¬ ̄*)┛

ところがこの間私も久々に"もらいもの"の恩恵をこうむった。
というか、「若いって、モノをもらうことなんだな〜」と思わされたデキゴトを目の当たりにしたのだ。
営業の若い男の子と一緒に取材へ出かけたのだが、これが素敵なフルムーンカップル。ご夫婦のお住まいである億ションと思われる瀟洒なマンションへ伺って取材をした帰り、「じゃあ、失礼します」といって帰りかけた時、奥さんが駆け寄ってきてその若い営業マンの男の子に「これで、お茶でも飲んで帰って」といって、1000円札2枚をたたんだものを押しつけてきた。

「あ、ど、どうも・・・」

イケメンなのだが、田舎育ちなのかどこかのほほんとしたその営業マンの男の子。奥さんに押されながらも私の方を見たので、私はダメダメと激しく首をふってやった。それを見た営業マンは突き出されたお札の前に手をやり、

「いや、そんな結構です・・・」

と、とてもキッパリとは言えないNOサインを一応示した。

「いいじゃないの〜、ま、二人は恋人同士じゃないかもしれないかもしれないけど、
お茶ぐらい飲んでいって〜」

当たり前である。奥さんは私をいくつだと思っているのだろうか・・。そう言って奥さんがお札を押しつけると、営業マンのコはそれ以上抵抗もせず「すいません」と言って素直に受け取った。

取材はマンションのロビーで行ったので、確かにお茶を出してもらったわけではない。でもだからといってなんで奥さんはお金を差し出してくるのだろうか。まるで親戚の子供におこづかいをくれるように・・・。取材をお願いしているこちらの方が本来ギャラとしてなんらかの金銭を支払うべきところ、逆におこづかいもらっちゃうなんて・・・。私は一瞬理解に苦しんだ。ま、お金持ちのご夫妻にとってはどってことないお金なのかもしれないが、私はなんだかチップをもらったベルガールのような心境だった。

前にも「これでお茶でも飲んで帰って」

って、もらったことあるんですよ〜とのんきな営業マン君は後で語っていた。
きっとそれほど深い意味があるわけではなく、要するに若いってことがそうさせるのだろう、と私は結論づけた。私が若かりし頃に、言われもなく目上の人からいろいろと"もらいもの"をしたように・・・。あの場面で逆に固辞している方が可愛げがないし、そっちの方がシラケてしまうだろう。息子のような若い営業マンのコを見ると、なんかしてあげたいキモチがわき起こるのかもしれない・・・。若いときはそれを素直に受け取っておくべきなのだろうと思った。

「じゃ、私はアイスコーヒー、T君、ちょうどお昼だしごはんたべちゃえば?」

と言ったらうれしそうにカレーライスを注文していた。
そうそう、若い頃はこれでいいのだ、きっと。T君は明日から2日休みをとって、今晩から海へ行くのだと言っていた。たった2日の夏休みが相当うれしいようで、帰りの車中は海へ行くハナシで明らかにテンションが上がっており、もう仕事にはほとんど意識がいってない様子だった。

こーゆーところも、若い頃の自分を思い出してしまう・・・ (´ー`)ノ 

あ〜、でもなんかすっごいヤダな〜
こうやって若いコを見て既に懐かしいと感じてしまう自分が・・・・。

しかし懐かしがってばかりもいられない。既に私達はもらえる「若さ」から、与える「大人」という領域に達しているのである。自分が一体何を与えられるのだろうか・・・。

もらえることばかり考えていては決して答は得られない。

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