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バベルを観に行く

映画「バベル」を観た。
モロッコ、アメリカ(メキシコ)、日本、それぞれの国で起きた出来事が最後はひとつにつながっている、という設定のストーリーはとても斬新だった。その設定は同時に登場人物たちのバラバラになった心がつながることを意味している。映画のテーマはバベルというタイトルが象徴している。遥か遠い昔、世界はひとつじの言葉で通じ合っていた。けれども神に近づこうとした人間たちが、天まで届くバベルの塔を建て、神の怒りにふれた。以来世界はバラバラになった、という旧約聖書のバベルの街の物語からきている。

心が離れてしまったアメリカ人夫婦、
言葉が通じない異国でのもどかしさ、
ささやかに生きる人々のむなしさ
言葉がしゃべれない聾唖者のいらだち、
心が通じない父娘など、
いずれの世界にも、通じない、満たされない、やるせない思いが渦巻いていて、それらがすごくうまく演出されている。けれども最後にはひとすじの光を残すところが、観るものをやさしくいたわり、この映画の後味をよくしている気がする。

それにしても菊池凛子のモロ露出度が多いのにはぶったまげた。まさしくカラダを張った演技で、彼女の度胸は敬服に値する。アカデミー賞にノミネートされるくらいだから、その演技力はやはりズバ抜けていた。母親に自殺された聾唖の少女の満たされない心が生々しかった。この人、今回はダメだったが、いずれアカデミー賞なんて軽く手にするだろう。。。

だけどちょっと不自然だったのが、なんでアメリカ、メキシコ、モロッコ、そしてなぜ日本だったのだろうか....。
国境を接しているアメリカ、メキシコはわかる。イスラム教で発展途上国で、銃の発砲もありそうな荒涼とした舞台のモロッコもわかる。しかし彼らに銃をもたらしたのが日本人という設定がどうも不自然。東京の高層マンションに住むお金持ちの男(役所広司)、趣味がハンティングらしく、モロッコでハンティングしてその時のガイドにお礼に銃をあげたという。モロッコでハンティングする男なんて、あんまし聞いたことがない。だいたいどうやって銃を日本から持ち出したのだろうか....?東京や日本人を描き出したかったから、4つめの国が日本になったのか、映画公開後の市場として日本が重要だから、マーケティング的戦略で日本が選ばれたのか....。

ま、そんなこと深く考えずにこの世界にどっぷり浸って楽しんでほしい映画ではある。結構賛否両論あるようだが、スパイダーマンやパイレーツオブカリビアンが好きな人にとっては、クラすぎるかも....。

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コメント

ちぃーっす!只今、休日出勤帰りの電車ですぅ(>.<)y-~
バベル、やっぱクラいんやぁ~。最後の助言を真摯に受け止め、鑑賞はヤメにしまーす!
次の映画は「キャプテン·ジャック·スパロウ」に決まりやねっ(*^o^*)行こなっ!

投稿: カーズ | 2007年5月20日 (日) 23時22分

うぃ〜っす!
観てきたよ〜ん、バベル。ワタシ的には面白かったけど、パイレーツオブカリビアン好きの人にはどうかな・・・?でもミスティックリバー面白かったんやったら、好きかもよ。菊池凛子のスゴ演技をぜひ観て欲しい!!

投稿: ねね | 2007年5月21日 (月) 20時45分

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