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おしゃべりな隣人

町も、山も、一寸先も、かすんでいる・・・。
ただ天気が曇っているからではない、はるか中国の砂漠から風にのった黄砂が明らかにあたりを濁らせている。お山の上も、なんだかモッタリした空気だ。

ところで今日はご近所さんの話である。近所に住むHちゃん夫婦は以前から友達(さほど親しいわけではなかった)だが、最近特に親しくなった。お山に住む人は、毎年車のタイヤをスタッドレスに付け替える。ある時からついでだから、といってダンナさんが私の分まで交換してくれるようになり、お礼になんやかやと差し入れをしたりして行き来している。もともとHちゃんと友達なのだが、最近は不思議なことに、Hちゃんぬきでダンナさんと行き来することが多くなってしまった。

春先にタイヤ交換してくれた時もHちゃんは仕事で外出中。タイヤ交換をして車まで届けてくれた親切なダンナさん。Hちゃんもいないのにまさか上がってお茶でもというのもはばかられるし、深く感謝をしてお見送りした。が、その後から電話がかかってきて「暇やし、コーヒーでも飲みにこない?」というお誘い。

え!? Hちゃんもいない家に、アタシが上がり込んでいいのだろうか・・・。

ふとそんなことも気にしたが、ま、これもお山仲間のノリ。友達のダンナだし、そんな深い考えもないだろう・・・。退屈そうなお誘いを無下に断るわけにもいかないし、犬も二匹いるし(ゴールデンと雑種)、1,2時間お相手をしようと思い、お茶菓子にオレンジタルトを買って伺った。実際なんのことはない、コーヒー(お持たせのお菓子もだしてくれない!)を飲みながら、ただベラベラとしゃべる茶飲み友達のノリ。Hちゃんのダンナと差しでじっくり話すのは初めてだったが、まるでおしゃべり好きなおばちゃんのようだった。私も聞き上手、話させ上手なので、彼もすっかり暇つぶしになったと思う。で、そろそろHちゃんを迎えに行くというので、2時間ほどで辞したが、私に残ったかすかな疲労感・・・。

こないだかやくごはんを作った時も、Hちゃん宅が留守だったので、ミルクボックスにかやくごはんを入れて門扉に手紙を差し込んでおいた。そしたら電話をかけてきたのは、Hちゃんはまだ帰っていないのか、ダンナさんだった。ひとしきり電話で話して切った。

そしたらまたまた昨日の留守中、かやくごはんのお礼に、玄関に器と一緒に小さなお菓子の箱が届けられていた。こんな風に気を遣われてしまっては、返って申し訳ないな〜なんて思いながら夜遅かったので電話するのは遠慮しておいたら、今日の夜電話が入った。「お、今日はちょっと早く仕事がかたづいたので、なんかうまいもんでも作るか〜」と、まさしく私が青梗菜などを刻み始めた時だった。Hちゃんかと思って出たら、またもやダンナ。かやくごはんのお礼を切り口に、そこからまたまた長電話が始まった。

「今日はHが亀岡の方へお泊まりで、暇やね〜ん」

といってかけてくるHちゃんのダンナ。そんな時間があれば、本でも読んだら? 映画でも見たら?と喉まで出てきたが、ぐっと飲み込み、我ながら相手が乗ってきそうな話題を提供してはHちゃんのダンナを退屈しないように、あれこれエンターテインする私・・・。自動的にそういうサービスができてしまう私も、なんか哀しすぎる・・・。だいたい、私はそんなに暇そうに見えるのだろうか・・・。私のキャラがそうさせるのか、ほとんど近所のマブ達のノリである。近場に絶好の遊び友達を見つけた子供のような、そんな具合でコンタクトしてくるのだ。結局電話を切ったのは10時前。切り際に「今からでもコーヒーの見に来る?」と言ってくるので、私がまだごはんを食べていないと言うと、ごめ〜んと言ってあわてて切ってくれた。「やれやれ・・・」と思って時計を見ると、女子高生じゃあるまいし、1時間半以上は長電話していたことになる。もう電話だけで十分やろ!って思わず叫んでいた私。もう料理する気力はなくなり、簡単にごはんを済ませてこのブログを書いていると・・・・な、なんと、10時半頃コンコンとウチの玄関をノックをする人がいる。

まさか・・・・と思ったら、へへ〜っと玄関にあのオトコが立っているではないか!

・・・え〜〜〜!!!?
その驚きを想像していただけるであろうか・・・。「あれ〜?どうしたん!? 」と努めて平常心を装い、玄関のドアを少し開けて(決して大きくは開けずにさり気なく意思表示したつもり)応対すると、「来ちゃった〜。一人やと淋しくて・・・」と、申し訳なさそうに、照れくさそうに笑うHちゃんのダンナ。

え、え〜〜!?

普通、こんな時間に、しかも女一人の家へ(犬もいない)近所の友達とはいえ、そんなに親しい間柄でもないのにそんなセリフを言って訪れてくるダンナっているだろうか・・・!? 冗談でも言って、その場を笑ってごまかしかない。それもだんだん間がもたない。あくまでも友達のダンナだし、「ちょっとこんな時間からどういうつもり?」なんて叱りとばす勇気なんて到底ない・・・。仕方なく「ほな、ちょっと上がっていくか〜?」と言わなしゃーない状況になってしまった・・・。

私は即座に、デスクに散らかった資料なんかをかたづけるふりして、今まさに、アンタのこと書いてたブログの画面を消した。コーヒーを入れて努めて明るく、男友達のようなノリでスポーツニュースなんかを解説したりした。Hちゃんのダンナは来てみたものの、案外居心地が悪かったのか、私のノリが悪かったのか、何か別の期待をしてたのか(とてもそうとは思えない!)、それとも一瞬のスキにこのブログを見てしまったのか、イマイチ話もはずまず3,40分もすると帰って行った・・・。

ほっ・・・(*_*;)

2時間ぐらい居座られたらどうしようかと思ったが、帰ってくれて心底ほっとした。たった3,40分でも誰かとしゃべりたかったのだろうか、そんなに私の話が面白かったのか・・・あるいは完全にオトコ友達と思っているのだろうか・・・しかし男友達に「1人でいると淋しいし、来ちゃった〜」なんて、言うだろうか・・・。どうも彼の行動が解せない。ってゆーか、その前にどーゆー神経をしているんだろう・・・。単なるイノセントなのか、非常識なのか、アタマ悪いのか・・・!?

そやけど、こんな友達のダンナっている〜!?
ご近所づきあいがちょっと憂鬱になってきた私であーる。

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