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恐怖の胴体着陸

正直言って私は飛行機が好きではない。
かつて飛行機に乗る仕事をしていた癖に(少なくとも志願して飛行機に乗っていた割に)、実は飛行機が怖い。ついでに言うと高いところも、ジェットコースターも大嫌いである。不思議と機内で働いている時は、そこは単に職場なため、次々とデューティーに終われているという状況にあるからかもしれないが、恐怖感は感じない。しかしオフで乗客として飛行機に乗ると、とたんにどこかで恐怖感が芽生える。今でも福岡の実家へ帰る時は、必ず新幹線を使う。母などは、ちんたら乗っているのがたまらんと行って、スピーディーな飛行機で移動するが、私は時間がかかってもいつも地に足が着いた乗り物の方を選んでしまう。

今日ラジオから流れてくるニュースで「胴体着陸」という言葉が聞かれたが、どこかの梅が満開というニュースと同じトーンでアナウンサーがしゃべっていたので、全日空機が高知空港で決死の胴体着陸をしたなんて思いもしなかった。夜のニュースでその様子を見てびっくりした。一旦、タッチ&ゴーで滑走路に後輪で着いて衝撃によって前輪をしまった扉を開けようとしたり、火災を起こさないよう燃料を使い果たすために120分空中を旋回したことなど、リアルな状況が見て取れた。

コ、コワ〜イ!!  (*_*)

そりやあ、地面を走る列車だって一昨年のJR福知山線の事故のように、いつ何時悲惨な事故を引き起こすかもしれないが、飛行機というのは無理からにあんな巨体を空に浮かべて移動させているのだ。列車なら何かの不具合が起きても止まれば良いが、飛行機の場合止まると落ちるしかない。特に私は高所恐怖症なので、1万メートルもの高さから落ちることを想像しただけでも、下半身の血の気が引いていくのがわかる・・・。

それにしても今回コクピットは36歳という若さの割に、見事なランディングに成功した。ブラボー!ひとまず天晴れをあげておこう。しかし「前輪が出てこない」「燃料を使い果たすため旋回します」「今から胴体着陸します」と言われた側の乗客はどんな気持ちだっただろう・・・。車の後部座席に乗っていて、運転手役の人からしばらく走ります、燃料使い果たします、と言われているのとはワケが違う。自分が変わって運転するわけにもいかないのだ。

乗客乗員60人の命が、パイロット一人の技術にかかっている・・・。

なんと恐ろしいことであろうか。しかもコクピットの中なんて、どこをどういじっても私らではさっぱりわからない。最後は乗客全員いわゆる"衝撃姿勢"をとって(アタマの中でエマージェンシー訓練が蘇る)、胴体着陸を迎えたらしいから、もうかなりの極限状態である。いくらお金持ちでも、ハーバードで博士号取っている人でも、もうその場面ではただただ、アンタ一人に命預けるしかないのです!!いや〜、乗客の人達の気持ちは察するにあまりある。もう書いてるだけでも汗ばんできた・・・。

今日のこの事件は、やはりあの空中に浮いてる恐怖、密室の恐怖、集団パニックの恐怖を再び私に実感させた。長らく海外旅行へも行けずに地上の営みに追われていると、"空を飛ぶことの不自然さ"を改めて目の当たりにしたような気がする。今度海外旅行へ出掛ける機会があると、私はその恐怖に耐えられるだろうか・・・正直言って不安である。ただひとつ回避できる方法は、

機内で働くことである。

どうか、私を働かせてください。目的の地へ着くまで・・・( >_< )


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