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白茶の猫

私の住む家の周りは最近やたら猫が多い。
以前はダグ(犬)がいたので、猫も寄りつかなかったから知らなかっただけなのか、実はこの辺りは犬好きも多いが猫好きも多く、野良猫に餌をやるのであっちこっちで猫が出没する。飼い猫も併せると町内はもう猫だらけである。だいたい私は可愛げのない猫はあまり好きではないが、別にいても邪魔にはならない。しかし庭に糞尿をするので困るのだ。猫のは臭い!ホームセンターで売っている猫を寄せ付けない匂い袋や、コーヒーかすをまいたりしているが、雨がふったら効果がなくなるし、置いても置いても追いつかない。夏場などは匂いと怒りでムッとすることが多々ある。ったく・・・>_<

猫というのは自分の縄張りを毎日パトロールするらしい。
そういえば、ウチにも決まった猫が必ずやってくる。朝から庭をのそのそ横切るのはやたらデカい近所の飼い猫、隣のKさん宅の黒猫とキジトラ。最近は片目がつぶれた新たな一匹も登場する。そして玄関側の花壇の方には大小の白い猫が時間差でやってくる。彼ら彼女らは毎日必ずやってくるお馴染みさんであるが、一度も挨拶や愛想笑いをすることもない、全く可愛げのないヤツらである。

そういえばウチの常連で、隣のKさんから時々餌をもらっていた、白地に茶模様のヤツは最近見ない。私が時々餌をやってみたが、一向に慣れず手を出すとひっかかれたので、金輪際の縁を切った雄猫である。栄養が行き届いていないのか、いつまでたっても小柄で、それなのにKさん宅の黒猫を孕ませたとかで、その節操のなさから周囲の人の不快感を買っていた猫だ。Kさんもメスの黒猫とキジトラにはやさしく接していたが、白茶の猫には仕方なくついでに餌をやっていたぐらいで、時々その気になって入り込んできたりするとよくどやされていた・・・。今思えば可哀想な猫である。

「それがね、こないだウチの犬小屋で死んでたんや〜」

Kさんからそう聞いたのは一昨日。この頃見かけないと思っていたら、自分の家の庭で死んでいたそうである。Kさん宅の庭には、数年前に死んだジローという犬の犬小屋がまだそのまま置いてあるのだが、その中である朝白茶の猫が冷たくなっていたそうだ・・・。

何の病気で亡くなったのか、どんな最期だったのか、誰にも知られず、誰にも助けられず、ひっそりと死んでいった白茶の猫・・・。雄猫のくせに、勇敢なところはただ一度も見たことがなく、雄雌問わず他の猫からはいつも追っ払われてるような弱気な猫だったとKさんは言ってたが、自分ところの庭にある犬小屋を選んで亡くなっていたという事実に、幾ばくかの思いも寄せられていたと思う。

あっけなく死んでいった白茶の猫。その辺りのぬくぬくと育って、あれこれと手をかけられている猫とは違い、その死はあまりにも孤独と悲哀に満ちており、なんだか世の無常を感じてしまった。今頃は天国でお腹一杯おいしいものを食べて、メス猫をはべらせているだろうか・・・。せめてそんな猫の姿を思い浮かべようとする私であった。南無阿弥陀仏・・・・(-_-)

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