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「あるある」の影響力

今日スーパーに立ち寄ったら、納豆売場の前で女の子がささやき合っていた。

「あ、納豆あるやん。やっぱりもう売れてないのかな〜」

「あるある大辞典」のねつ造事件は、やはり一般庶民のすみずみまでに問題が波及するショッキングな事件だったようだ。私自身はあまり観ていなかったが、周囲には"あるあるフリーク"があふれていた。番組をすべて録画している人や、食べ物や健康法のうんちくを披露してくれる人など、ことあるごとに"番組信者"と遭遇した。それだけみんなの心をくすぐる番組だったのだろうが、その度に"あるある"の影響力の大きさにいつも驚いていたものだ。

影響力がある、ということはそれだけの責任を負っているということだ。

なのに、アメリカ人学者の話をでっち上げたり、被験者を正しく測定もしていないのにデータをねつ造したり、ふたを開けてみればそのなんともお粗末すぎる事実に、まるであきれてしまった・・・。だいたい「納豆で痩せる」とか「肌が若返る」とか、そこまで言い切っていいの!?って言うぐらいストレートで断定的な番組だったから、逆に私などはシラけてしまう部分があった・・。あの番組を好きな人というのは、健康とか美容とかに関する得する知識が得られるところに面白さがあるのだろうが、私などは別にTV媒体として制作する内容ではないような・・・という気がする。どっちかっていうと雑誌のノリで、だとしたら、結果的に「10日で5㎏痩せた!」とか「みるみる毛が生えた!」とかいう巻末とかにあるあのいかがわしい広告とさして変わらないっつーことではないか・・・。

その一方、私も制作する側にいる人間なので現場の苦しみみたいなものもつい考えてしまう。毎回毎回、みんなを「へぇ〜〜〜」と驚かすネタを探し、ひとつの番組に作り上げることは大変だったと思う。人気番組だっただけに、つまらないものは作れない。だからと言ってウソを放送していいわけではないが、責任感の欠如が結局番組の信頼も、現場の努力もコッパみじんにしてしまった、これだけは真実である。

わずかな校正ミスでも広告が刷り直しになるように、一つでも虚偽や間違いがあると信頼はすぐに失墜する(刷り直しで済むだけマシなのかもしれない)。お金を貯めるのは大変だが、使うのは一瞬というように、築くまでは大変だが、簡単に失墜してしまうのが信頼である。立派になればなるほど責任感という重しでそれを確固たる存在にしていかなければならない、ということなのだろう。世の中とは気の抜けない場所である・・・。

今回の"あるある事件"は、私のような下々の人間にも責任感という問題を投げかけてくれた。いやはや本当に最後まで影響力のある番組だった・・・^ ^;。


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コメント

【ねつ造】←単語検索して巡り回ってきました。
色々な御方の「ねつ造関係記事」を読み渡ってます。
足跡替わりにコメントさせて頂きますm(__)m

自分も記事で‥
ねつ造事件をイジりつつ書いてみました(イラストで)

‥ではでは‥
失礼致しましたm(__)m

投稿: take-c | 2007年1月24日 (水) 11時58分

ど〜も〜
また面白いねつ造ネタがあれば
教えてくださ〜い^ ^

投稿: ねね | 2007年1月24日 (水) 20時58分

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