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憂鬱な衣替え

先延ばしにしていた衣替えを今日やっと決行した。
衣替えは私にとって本当に気の重い作業なのだ。たいした衣装を持っているわけではないが、タンスもクローゼットも服でいっぱい。しかし普段着ているのはほんの一部の服で、結局衣替えの度に袖を通さない服をせっせと春と秋に入れ替えているだけのような気がするからだ・・・。つまらんTシャツやタンクトップも山ほど、学生時代に買ったワンピースや形の古いスーツやパンツなども、破れたり変色したりしない限り捨てられないでいる。

やっぱり愛着があるし、

その時いいと思って買ったものは、結構後々まで気に入っていることが多い。こんなデザインは他にないと思いながら、どー考えてもこの形はもう着れんやろ、とわかっていても捨てられない・・・。それにスーツなんて生地もいいし、そんなに着てないのに、肩パットバリバリの形だからって、簡単に捨ててしまうのが可哀想な気がしてしまう。こんな色もう着ないよな〜、と思っていても、もしかして重ね着でいいコーディネートができるかも・・・とかなんとか思ってついついタンスにしまってしまう。服も男も、そうバッサバッサと切り捨てられるタイプではないから困ったものだ・・・。

だって「着ない!」とは断言できないもん。

そう、今までずーっと着なくても、着るタイミングがやって来るのも事実なのだ。現に学生時代に買ったスカートを今になって「なんか使えそ〜」と思ってはいていくと、「カワイー!」と若いコ達に褒められたことがある。ちょっと古くさい昔のブラウスも、その古くささが今のテイストに合っていたりすることもある・・・。こんな風に発掘されるチャンスというのは稀なのだが、それでもそんなことが一度や二度あってしまうと、またまた捨てられなくなってしまうのだ・・・。

だから衣替えというのは私にとって気の重い作業なのだ。ガラクタばかりの服を入れ替えるという徒労感、そして衣替えの度にいやが応でも自分の奥底に眠るビンボー臭さと向き合わなければならない・・・。
かくして、かさばる冬物で一層隙間のなくなったタンスやクローゼット。いらない服をバッサバッサと捨てられる人であれば、きっと私の人生はもっと違ったものになっていたのではないだろうか。そんな風に思わずにいられない毎年の衣替えである・・・。

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